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子供の創造性を育むには

January 17, 2013A Grandma’s DefenseBy EILAM DORONDear Diary:私はセントラルパークのそばにあるアパートメントに住んでいる。玄関ロビーでエレベーターがやってくるのを待っていた。冷蔵庫の中には何が残っていたかな、などと考えながら。天気のいい午後だった。冷たい空気が心地よい。そしてそのとき、すべては始まった。エレベーターのドアが開いて、乗り込んだ。後ろから大きな声が聞こえた。「そのドア、開けといてください...

教師の契約

January 8, 2013A Teacher’s ContractBy MEL GLENNDear Diary:教師たちと市役所の間には契約がある給与体系、義務、責任などについて、両者それぞれの法的義務が細かく定められている。しかもそれらはすべて交渉ごとによって決められる。でもそんな契約よりももっと大事な、高貴な契約がある。弁護士や法律家はいらない、ストライキや仲裁裁判所もいらない。それは文書に書かれたものではなく、神様から与えられたもの。決して破る...

サンタさんへ

December 24, 2012An E-mail for SantaBy FLORINE DORFMANNDear Diary:孫がまだ4歳のときのことでした。サンタクロースがちゃんとやってきてくれるだろうかと、心配でたまらなくて、クリスマスの日が近づくに連れてますます不安が募ってきたようです。その子のお姉さんがなんとかなだめようとして、良い知恵を出しました。そんなに心配ならサンタさんにE-メールを出してちゃんと自分の気持ちを伝えればいいじゃないの、と勧めたの...

文明的解決法

December 10, 2012Near Aisle Rage at GristedesBy GEORGE H NORTHRUPVictor KerlowDear Diary:スーパーのお店の中で女の子がひとり通路をふさいでいた棚に並ぶシリアルの箱を熱心にチェックしている後ろからやってきた男の子は急いでいた両手でショッピングカートを押しながら女の子をはね飛ばしてでも前へ進もうかと思案顔女の子は8歳くらい男の子は6歳くらいかそのとき男の子の父親が声をかけた「お嬢さん、申し訳ないんだけど...

歯の妖精

November 5, 2012What’s the Going Rate for a Tooth?By SUSAN MINDELVictor KerlowDear Diary:子供の乳歯が抜けると、歯の妖精がやってきてお祝いをくれるというおとぎ話は今でもちゃんと続いているんですね。抜けた歯を綺麗に洗って紙に包んで、夜、枕の下に入れておくと、眠っている間に妖精がやってきて中身をお金に変えてくれるというおとぎ話しです。私と妹がまだ小さい頃は、一本の歯につき25セント硬貨一枚でしたけど、...

泉の願い

October 29, 2012Steal a Penny, Steal a Wish?By JOAN BERNSTEINVictor KerlowDear Diary:9月23日にメトロポリタン美術館に行ってきました。新しくできたローマ館の中にあるベンチに腰掛けていると、若いお母さんが慌てた声で三人の小さなお嬢さんたちに声をかけているのが聞こえてきました。「だめよ、泉の中のコイン、拾っちゃダメ!」きっとみんなの願い事が消えてなくなってしまうといけないと思ったのね。  ...

監督に声をかけてもらったんだ!

August 31, 2012Close-Up With Casey StengelBy ROBERT C. SAMUELSDear Diary:ケーシー・ステンゲル監督、ニューヨーク・ヤンキースそれは1950年のことだった。当時12歳だった私は父と二人でヤンキースタジアムにいた。昼過ぎから降り始めていた雨のせいで試合の開始は遅れていた。ようやく雨脚も弱まってきて試合が始まりそうな気配がするころになって、父が私にダグアウトに行ってサインをもらってくるのを許してくれた。喜び勇...

子供の目線

Dear Diary:ニューヨーク州の北部に住む友人が、7歳になるお嬢さんを連れてニューヨーク・シティに旅行にやってきました。お嬢さんにとっては初めてのニューヨーク・シティ訪問だそうです。最初の晩はグリニッジ・ヴィレッジで一緒に夕食をする約束にしていて、私が彼女たちをプラザホテルまで迎えに行くことにしました。長年教師をやっているせいでしょうか、私は自分の知っていることを他の人と分かちあうことがとても大切だと思...

セキュリティ・チェック

Dear Diary:先日、久しぶりにアメリカ自然史博物館に行ってきました。これもご時世というのでしょうか、入り口のセキュリティ・チェックは、来るたびに益々厳しくなる一方のようです。その日もセキュリティ・チェックの行列に並んで待っていると、まあ、こんなに小さな子供まで新しいルールをきちんと守って協力しようとしてるのねと、微笑ましくなる光景に出会いました。私の前にとても小さな女の子、多分三歳か四歳くらいの女の...

「春の祭典」と「くまのプーさん」

Dear Diary:私の孫のマックスはちょうど4歳と半年になるんですけれど、とってもクラシック音楽が大好きなんです。ある日、音楽家の息子とマックスと私の三人で車に乗っていたとき、マックスの大好きな曲、「春の祭典」がかかっていました。マックスはよほどこの曲がお気に入りのようで、「この曲を作曲した人、誰だか僕知ってるよ」と得意げに父親に話しかけたのです、「イーヨー・ストラヴィンスキーだよ!!」Diane Ortonーーー...

うちの子、犬にはうるさいの

DEAR DIARY: 私の坊やアメデオは犬が大好きです。坊やをベビーカーに乗せてマンハッタンの通りを散歩すると、たとえどんなに遠くても目ざとく散歩中の犬を見つけて「ワンちゃ~ん」と叫び声をあげます。両手を宙に広げてそのワンちゃんに飛びつかんばかりの勢いで叫ぶのです。先週、新聞を買おうと思って、坊やを連れて本屋さんに立ち寄りました。店内の壁に「セントラル・パークの犬たち (The Dogs of Central Park)」という新刊...

ハロウィーンのプレゼント

DEAR DIARY:ハロウィーンの日に、ヘルズキッチンの街角で(HALLOWEEN IN HELL’S KITCHEN)若い女性が信号待ちをしている頭にはピンクと青のおもちゃのかつら隣に並んでいるのは親子連れかわいい妖精の衣装をまとった女の子母さんと手をつないで、隣のお姉さんを見上げてたお姉さんも女の子に気がついて、にっこり微笑んだ頭につけたカラフルなかつらを取り外し、女の子にかぶせてあげて、こう言った「あなたの衣装にぴったりお似合...

とんだお買い物

Dear Diary: アッパー・ウェスト・サイドのバス停でバスを待っていた時、子供連れの家族がやってきました。若い両親と三歳くらいの男の子、そしてその子より二歳くらい年上の女の子です。男の子が手におもちゃを持っているのですが、どうやらそれはお姉さんのおもちゃのようで、お姉さんはしきりにそれを返してよと言っています。ところが弟の方はききません。「やだよ、これ、ぼくんだよ!」と大きな声で叫ぶと、とうとう泣き出し...

時代は進む

Dear Diary:6月のある日のことでした。JFK国際空港のセキュリティ・チェックで並んでいたときのことです。「銃の持ち込み禁止」とか、「フィルムをお持ちの場合はX線検査機を通す前にあらかじめ取り出しておくこと」などの注意書きが大きく書かれて貼ってありました。すると私の前に並んでいた少年(8-9歳くらい)がゲームボーイを大事そうに手にもったまま、その張り紙を見て父親に尋ねました。「お父さん、フィルムって何?...

ジェンダー・ポーラライゼーション

Dear Diary:8歳になる私の娘は、この夏初めて、泊まりがけのサマーキャンプに出かけた。娘の通う学校からは同級生の男の子が一人参加していた。二人はキャンプですっかり仲良くなったようで、最終日のファイナル・ナイト・パーティーでは、その男の子が娘のエスコート役をつとめてくれたようだ。新学年が始まって、新しいクラス分けの表を持って帰ってきたので、ちょっと見てみると、そこにその男の子の名前が載っていることに気づ...

双子の電車

Dear Diary: 6月半ばのある日のこと。地下鉄の電車に乗っていると、30代くらいの父親が二人の赤ちゃんを連れて車内に入って来ました。一人の赤ちゃんは胸のだっこひもに抱えて、もう一人はベビーカーに乗せています。入り口から通路を進んで、ちょうど私の目の前の席に座りました。私の隣りに座っていた女性が父親に向かって「双子ちゃんかしら?」と声をかけました。 男性はそうですよと答えてどちらも生後七カ月だと言いました...

ナイスキャッチ!

Dear Diary: 5月の日曜日。97番通りとセカンドアヴェニューの角にある野球の練習場で、息子が出場しているリトルリーグの試合を観ていた。ここはそんなにスペースに余裕のある場所じゃない。金網のフェンスで隔ててあるとはいえ、三塁ベースは通りからほんの1メートルしか離れていない。それは4回の表の時だった。バッターが三塁方向にファールを打った。見ているとフェンスの扉を誰かが開けっぱなしにしていたようで、ボールはそ...

父と娘

Dear Diary: 先週の土曜日、主人と二人でパラゴン・スポーツに買い物に出かけたときのことです。子供向けスポーツ用品の置いてある地下の売り場で品定めしていると、父親が4歳くらいの小さな女の子に、何か優しく言って聞かせている姿が目にとまりました。するとその女の子が突然、泣き出しそうになりながら、大きな声で父親に向かって叫ぶ声が聞こえてきました。「どうしてなの? なんでレッドソックスのTシャツじゃいけないの!...

ちゃんと覚えてるわ!

Dear Diary:週末のある日のことでした。トライベッカのお店でお友達と一緒にブランチをしていました。そのお店は子供連れでも気楽に入れるとても感じのいいお店です。食事を始めてしばらくすると、若い夫婦がベビーカーに小さな女の子の赤ちゃんを乗せてお店に入って来ました。店内の椅子やテーブルを上手によけながら、父親がベビーカーを押して奥さんがその後ろに並んで進んで来ます。先頭を行くベビーカーに乗っている赤ちゃん...

子供のころから

Dear Diary:レキシントン・アヴェニューから西に向かって86番通りを走るバスに乗っていた時のことです。7歳か8歳くらいの男の子と女の子が互いに向かい合って座席に座っていました。女の子はとても楽しそうにセサミ・ストリートの歌を歌っていて、男の子はその女の子を見つめながら熱心に聞き入っていました。やがて女の子が歌い終わると男の子は「すごいね、どうやってそんなに歌詞を覚えたの?」と女の子に尋ねました。すると女...

niña

Dear Diary:幼稚園に通う私たちの娘は、最近読み書きの勉強を始めた。娘が特に好きなのは英語とスペイン語の両方で説明が書かれた絵本だ。その絵本を一緒に読んでいる時に、女の子の絵が描いてあるページにやってきた。その下には英語で「girl」そしてスペイン語で「niña」と書いてある。娘はこの「niña」を「ニ―ナ」と、間違った読み方をした。そこで私は彼女に教えた、「これはね、『ニーニャ』って読むんだよ。ほら、ここんとこ...

プラトン(Plato)

DEAR DIARY: 日曜日の午後、コインランドリーの前の椅子に腰かけて本を読んだり、ドライヤーの中でくるくる回る自分の服をながめていたりして洗濯の終わるのを待っていた。そこへ、小さな可愛い女の子とその母親の二人連れが洗濯物を抱えてやってきた。この親子もしばらくここで時間をつぶすことになって、他愛のない二人の会話が耳に入ってきた。母親が女の子に優しく尋ねた、「・・・OK、じゃ、次は何をしたいかしら? ティン...

サンタさんのメアド

Dear Diary: 時: 去年の暮、クリスマスの直前場所: 病院の待合室両親に連れられた三人の子供が待合室の椅子に腰かけていた。年頃は多分、上から7歳、5歳そして3歳くらいの男の子たちだ。三人ともとてもおとなしく、静かに待っていたのだが、やがて辛抱しきれなくなって、大きな声を出して遊び始めた。父親が子供たちの方に振り向いて、注意した。「静かにするんだ、サンタさんにメールするぞ!」サンタさんにメール!?もしか...

おとなですか?!

Dear Diary: 私はミッキーマウスの腕時計を集めるのを趣味にしていて、いつもその中から選んだ一つを身につけて出かけることにしています。去年の秋、ニュージャージーからニューヨークへ向かう電車に乗っていたときのことです。途中の駅で5歳くらいの男の子が母親と一緒に乗って来ました。電車はこんでいたので、母親が男の子を膝に乗せて私の隣りに腰掛けました。しばらくするとその子は私のミッキーの腕時計に気がついたようで...

忘れ物

DEAR DIARY: 私はニューヨーク市内の市立小学校の教師です。毎年、冬になるといつも学校の拾得物入れがすぐに、毛糸の帽子や、手袋、それにオーバーやコートなどで一杯になってしまいます。そして私が一番驚かされるのは、ほとんどの場合、それを取りに来る生徒や親がほとんどいない、ということなのです。親御さんたちというのは、自分の子供がオーバーなしで帰ってきても、それに気がつかないものなのでしょうか? とにかく、こ...

I will kiss you

Dear Diary:時:ある日の朝場所:小学校に続く西48番通りの歩道登場人物:(私の前を歩いている)母親と8歳くらいの女の子前を歩く母親が、並んで一緒に歩いている女の子に、毅然とした口調で警告を発する声が聞こえてきました。「さ、私とちゃんと手をつないでちょうだい。そうでないと、お別れする時に、みんなの前でキスするわよ」言うまでもないことですが、このお嬢さん、間髪いれずにお母さんの手を握っていました。Susan Sp...

見えない!

Dear Diary 私は精神科の医師である。事件を起こして入院している未成年者に対して、当局から依頼されて診察を行うのは、決して楽しい仕事とは言えない。幸いにして、先日診察した少年はベッドの上で落ち着いた様子だった。ベッドの横には少年の母親が椅子に腰かけていて、熱心に編み物をしている。私は病室のドアを閉めて少年の前に進み自己紹介を兼ねた挨拶をした。少年は真っ直ぐ私の顔を見ると、突然部屋の外まで聞こえるよう...

通勤ラッシュの光景

Dear Diary:通勤ラッシュの真っ只中、ブロードウェイの地下鉄の駅で電車を降りた。ホームから出口へ向かう通路がいつもに比べてとても混み合っていた。出口のひとつが工事中でふさがれているので多分そのせいだと思った。長い行列に並んで、立ち止まっては一、二歩進むことを繰り返していた。ようやく通路を過ぎて、地上に向かう階段の下までたどりついたときに、この、氷河のようにゆっくり進む行列の本当の理由が目に入った。よ...

親の心子知らず

Dear Diary:もうずい分昔、私の三人の息子たちがまだ小さかった頃の話だ。ハロウィンの夜がやってくると、いつも三人揃って「トリック オア トリート」に出かける。うちの息子たちはなかなか上手くやるようで、毎年大きな袋にたくさんのお菓子を抱えて家に帰ってきたものだ。私と家内は子供たちがこんなにたくさんのお菓子を食べ尽くすというのは良くないことだと信じていたので、一計を案じた。彼らの持ち帰ったお菓子の半分を5...

分数

Dear Diary: 場所:86番通りを渡って、ブロ-ドウェイを南に歩いているところ時刻:放課後登場人物:10歳くらいの小学生が3人そのうちの一人が、クラスメイトの誰かのことを説明しているのが聞こえてきた。 「あの子はね、二分の一プエルトリカンで、二分の一コロンビアンで、二分の一ドミニカンなんだよ」学校の先生がなるべく早く分数について教えてくれるといいわね。 Susan Shafer ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー...

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