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心配したよ

Dear Diary:

さわやかな風の吹く、ある晴れた日の午後のことでした。小走りに通りを進んでいると、6番街(アベニュー・オブ・ディ・アメリカス)の角の地下鉄の入り口に、目の不自由な男の人が白い杖をついて立っていました。近くまでくると、特に誰に向かってというわけではないけれど、「誰かちょっとお手伝いしてもらえませんか?」とその人が言う声が聞こえてきて、「あぁ、どうしよう。困ったな」と思いました。急がなければ歯医者さんの予約時間に遅れてしまいます。きっとこの人は地下鉄の改札口まで、長い階段を一緒に降りて行く手助けをしてくれる人を探しているのでしょう。この辺にはまだ慣れてないに違いありません。でも、ここは人通りの多いところだし、同じように地下鉄に乗る人が通りかかって彼の手をとってくれるだろうと考えることにして、私は横を通り過ぎて先を急ぐことにしました。

しばらく進んだ後、後ろを振り返ると、彼はそのままそこに立っていて、誰一人彼のために立ち止まる人はいませんでした。私は引き返すことにしました。

「何かお困りですか?」、彼に尋ねると

「あぁ、有難い。ちょっと僕のかわりにそこの階段をのぞいて見て欲しいんだ」

「オーケー・・・」

「誰かそこに倒れちゃいないかい?」

「いや、そんなことないですよ」

「誰かいる? それとも誰もいない?」

「ええ、誰もいませんよ。階段には人はいないわ」

「ああ、良かった! ということは、僕は誰にもケガをさせたりしてないってことだ」

にっこり笑顔を見せた彼は、慣れた足取りで通りをまっすぐ歩き始めました。

Evelyn Geller Cherno
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