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ニューヨーカーは行動で示す

Dear Diary:

ある日の夕方のラッシュアワー。ブルックリンを走るF電車・・・。

満員電車の中で、カリブ諸島の出身らしい若い女性が少し不安げに他の乗客に電車の行き先を尋ねました。「この電車、ブロードウェイのラファイエットまで行きますか?」

「それは残念、通り過ぎちゃったね。次の駅で乗り換えてマンハッタンまで引き返さないといけないよ」と大きな声で返事が返ってきました

すると、それを聞いていた別のお客さんが、「ここから先の駅は反対側のホームに渡れませんよ(つまり引き返せない)」と心配し始めました。するとまた別の女性が「キャロルストリートの駅まで行けば大丈夫なんじゃないかしら。あそこは乗り換え出来ると思うわ」と提案しました。こうしてそれぞれ見知らぬ他人同士の乗客の間で、活発な議論が始まりました。

そのうちに誰かが、最初の若い女性に、最終目的地はどこなのかということを尋ねました。「私、BAMに行きたいんです」と彼女は答えました。

「えっ!!君の行きたいところって、ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)なの?」

「ええ、そうなんです、ラファイエットの」

「あー、そっちのラファイエットのこと。つまりマンハッタンじゃなくて、ブルックリンのラファイエットってことなんだ!」

これを聞いてますます親切な乗客の間の議論が活発になってきました。

「次の駅でG電車に乗り換えるんだよ」

「G電車でも方向を間違えちゃだめよ。反対方向行きのG電車よ」

「そうは言っても、次のスミスアンドナインス駅で反対方向行きの電車に乗るのはやっかいだぞ」

「そうよね、パシフィック・ストリート駅まで行くべきだと思うわ」

自分の発したほんのささやかな質問が、こんなに多くの見知らぬ人々の関心を招いたことに、彼女はとまどっているようでした。しかも、めいめいが勝手な思いつきばかり言っていて議論は収拾がつかないほど混乱していたので、結局誰の言っていることを聞けばいいのか彼女にはさっぱりわからない様子でした。

次の駅のホームに電車が近づいたとき、ついに一人の男性が意を決したようにその女性の腕をとって、(車内の皆にもよく聞こえるように)大きな声でこう告げました。

「僕は正真正銘のニューヨーカーだ。君が探してるところがどこにあるか、よーく知ってる。僕が案内するから、さあ行こう!」

こうして、善意に満ち溢れた、しかし混乱ばかりを招いた議論に終止符が打たれ、二人は一緒にF電車を降りて行きました。

Guenevere Knowles
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