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オペラ歌手

DEAR DIARY:

ブロンクスにある広大なヴァン・コートランド公園の中に、プットナム・トレイルと呼ばれる場所があって、とてもニューヨークの中の公園だとは思えないほど自然に囲まれた私のお気に入りの散歩コースだ。ただ、普段は人影も全く見えず、あまりにもまわりと隔絶している感じがして、心細くなるのが玉にキズだ。

ある日、いつもように一人でそこを散歩していると、安っぽい身なりの男が一人、小道の先からこちらの様子をうかがいながら佇んでいるのが目に入った。私が構わず歩いて近づくと男は道から外れて私を避けるように草むらの方に移動した。私は自然と早足になってそこを通り過ぎたのだが、後ろから視線を感じるような気がして緊張した。何度か振り返ってその男がついて来ないか確認したが、そこに男の姿は見えなかった。

さらに先へ進むと突然後ろの方から素晴らしく甘美なバリトンの歌声が聞こえてきた。そよ風に揺れる新緑の草木の中、見事なバリトンが朗々と響いてくるのだ。まるでオペラが始まったかのようだ。歌詞はイタリア語だということは分かったが、何というオペラの曲かまでは分からなかった。

彼が私を避けたのは、練習のためにプライバシーを必要としていたという訳だ。そして、彼のあの身なりは、オペラ歌手にとっても、景気は決して良くないのだというしるしだろう。

Lee Slonimsky
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