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国歌斉唱

DEAR DIARY:

夏の盛りのある土曜日の夜、息子と娘、それにそれぞれの友達を一人ずつ、合計4人の子供たちを連れて、スタッテン・アイランド・ヤンキースの試合を観に行った。いつものように、試合開始に先立って、国歌斉唱が行われる。一人の若い女性歌手が出てきて、ホームプレートのそばに立てられたマイクを前にして、観客席に向かって歌い始めた。我々ももちろん、いつものように席から立ち上がった。彼女が歌い終わるまでこうして国歌に敬意を表する。ただし、これもいつものことだが、他の多くの観客同様、一緒に声を出して歌ったりはしない。ただこうやって彼女が国歌を歌い終わるまで、じっと立ったままでいるだけのことだ。すると、どうしたことか、彼女の歌声が曲の途中で急に止まった。どうやら歌詞を忘れてしまったようだ。彼女はしばらく天を仰いでいたが、すぐに気を取り直して、もう一度最初から歌い直し始めたのだ。

ここは他ならぬニューヨークだ。観客席のファンたちが、毎度お定まりのルーティンの儀式で、こんなお粗末な失敗を目の当たりにして、黙っているはずはない。きっと大きなブーイングや失笑が沸き起こったに違いないと多くの人が思うだろう。ところが、実際に起こったことは正反対のことだった。

気を取り直した彼女が再び国歌を歌い始めると、観衆のほとんどが(私も含む)今度は彼女に合わせて一緒に我が国の国歌を大きな声で歌い始めたのだ。それはまるで、観衆みんなで、もう今度は歌詞を忘れないようにと彼女を暖かくサポートしているかのようだった。

無事に歌い終わった彼女は、球場全体に響き渡る大きな拍手と歓声に包まれた。一歩間違えば本人も観る者も、みんなを不愉快な気分にしてしまったたかもしれない失敗だったが、それが逆に球場全体を一つにして、皆が声を合わせて国歌を歌うきっかけになったのだ。何か誇らしい気持ちになって、私は子供たちにこの日の事を決して忘れないようにと言ってきかせた。

Jim Folkerts

StatenIslandYankees.png


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訳者注:
スタッテン・アイランド・ヤンキース (Staten Island Yankees):ニューヨーク・ヤンキース傘下のマイナー球団。
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