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DEAR DIARY:
小学校一年生の息子が通う学校で、毎年恒例の「誰でも知っている有名人や企業に手紙を書こう」というプロジェクトが行われた。息子も自分が選んだ有名人や企業に何通か手紙を書いたようだ。このプロジェクトの要諦は何通の返事をもらえるかというところにある。返事がもらえたら学校に持って行ってそれを発表するのだ。私の息子も一生懸命手紙の内容を工夫して何通も手紙を出したようだ。学校から帰って来ると、真っ先に郵便受けをチェックして返事が来ていないかどうかを確かめる日々が続いた。見知らぬ小学生からの手紙に、もちろん、そんなに返事がもらえるということはない(ブルームバーグ市長、これ読んでるかな?)。
ところがある日、息子あてに「WP&RS マーズ(株)」という会社から小包が届いたのだ。マーズというのは、息子が好きなチョコレート・バー「Twix」を作っている会社で、息子はその会社宛に、自分はTwix が大好きなので、その作り方を教えて下さいと手紙を送ってあったのだ。やっと受け取った返事の小包を手にして息子は大喜びで包みをを開けてみた。
中には手書きの手紙が添えられていて、このように書いてあった。
「ブライス君へ、お手紙ありがとう。だけど、残念なことに我が社は君の大好きな Twix を作っている「マーズ・キャンディー(株)」ではありません。我が社は中西部にある工作機械や工具の販売会社です。なので、君に Twix の作り方を教えてあげることはできないけど、せっかくなので代わりに何か贈ることにしました。ニューヨークで大事に使ってくれると嬉しいよ。」
箱の中には、スーパー・サイズの Twix のバーが二本とピザ・カッター、それにキー・ホルダーが入っていた。私はこれを見て、二つの事を学んだ。
一つ:インターネットで住所を調べる時は間違えないように、慎重にすること。
二つ:見知らぬ人に対する親切な心というのは、今でも(特に中西部あたりでは)絶滅することなく存在しているのだということ!
Barry Chung

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訳者注:
「マーズ」違いで全然別の会社に手紙を送ってしまったんですね。それにしてもこの「
WP&RS マーズ」という中西部はミネソタ州にある会社、田舎ならではの暖かい社風の会社のようですね。ニューヨークの小学生から送られてきた突然の手紙、それを受け取った担当者の微苦笑が目に浮かぶようです。
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