Dear Diary:
アメリカス通り(Avenue of the Americas)を歩いていると、交差点の赤信号でタクシーが停まりました。何気なくそちらに目をやると、ちょっと驚きました。
驚いた理由
その1:そのタクシーの運転手さんは女性だった
その2:しかもその女性運転手さんはヒジャブ(Hijab)をかぶっていた
私は思わず笑顔で親指を立てて挨拶しました。ロングスカートをはいて、束ねた髪の上に帽子を被った見知らぬ女性から挨拶されて、彼女はどんな風に思ったか知りませんけど、彼女も車の中から笑顔で手を振って挨拶を返してくれました。
Ruth Raisner

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訳者注:
何気ない街角でのひとコマです。ただ、ここは 9/11 の悲劇の舞台になったニューヨークだということを忘れてはなりません。ようやくイラクから戦闘部隊が引き揚げたとはいえ、アフガンでの戦争はまだ続いています。モスク建設騒動の真っ最中でもあります。しかもこの一文を寄稿した Ruth Raisner さん、その名前から察するにユダヤ系の女性と思われます。そういう背景を踏まえた上で読み直してみると、また違った感興がわいてくるのではないでしょうか。
「親指を立てる(Thumbs up)」というのは「ナイス!」とか「グッジョブ!」や「OK」とか言うときの仕草です。良い評価や肯定、賛同の気持ちを表します。逆に親指を下向きに(Thumbs down)すると正反対の意味になります。ブーイングの時に見かけますね。
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