Dear Diary:
ある日の夕方、人ごみであふれる大通りの交差点で、年老いた女性が私の主人を呼び止めました。彼はその老女が横断歩道を渡るのに手助けを求めているのだと思って、いかにも元ボーイスカウトらしく、笑顔で手を差し伸べました。するとその老婦人は、「あら、違うの、そうじゃないのよ。あなた携帯電話お持ちじゃないかしらと思って」と言いました。 主人は、もちろん持っていますよ、どうぞ使って下さいと言いながら携帯電話を差し出しました。 するとその女性はこう言ったのです。「いや、そうじゃないの。私も携帯電話ちゃんと持ってるのよ。確かにこのバッグの中のどこかにあるの。でも、どうしても見つからないの。それでね、今からあなたにその番号を教えるから、鳴らしてみて欲しいのよ。そうすればきっと私、見つけられると思うから!」
Fran Levy
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