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時間・電源・水・人

ワシントン・ポスト記事
"Nuclear crisis solutions simple but not easy"
By Brian Vastag, Thursday, March 17, 9:43 PM

福島原発で起きている危機をコントロールするために必要なものは、「時間、電源、水、人」この四つだ。簡単なことのように聞こえるかもしれない、しかし、いずれの四つとも、それぞれが直面している課題は困難なもので、決して容易なものではない。この一週間と言うもの、福島第一原子力発電所は、度重なる爆発、故障、火災、そして部分的な炉心溶融の危機に見舞われてきた。

施設内からは放射線を帯びた水蒸気が放出されており、衛星写真によると施設内の6基の原子炉のうち、3基の原子炉建屋に甚大な被害が生じていることが分かる。さらに衛星写真を分析すると、原子炉の海側に配置されていた燃料タンクや設備等が津波によって洗い流されてしまっていることも見てとれる。

これまでに施設内から放出された放射線の総量は明らかになっていない。しかし、施設内に設置されたモニターによって示された放射線量は極めて高く、東京電力は緊急対応要員の大部分の人員を現場からすでに引き揚げている。

状況は日々悪化しており、コントロール不能な状態にあるように見える。

しかし、専門家によれば、一日、また一日と時間が経つにつれて、福島原発の危機は落ち着く方向に向かっているのだという。

なぜなら、時間の経過、それ自体は日本にとってプラスだからだーー少なくとも炉心の状態そのものに関していうならば。

先週の金曜日に地震が起こった直後、運転中だった3基の原子炉においては、ただちに自動制御装置が働いて、原発の運転は停止された。核分裂の連鎖反応は制御棒の投入によって停まっているわけだが、燃料棒自体は放射性崩壊を続けており、高い崩壊熱と放射線を放出し続けている。そしてまさにこれらをコントロールするために、残されたわずかな作業員たちが全力を挙げて戦っている。

燃料棒から放出されるこうしたエネルギーは、しかしながら、日を追うごとに、幾何級数的に減少していく。時間の経過とともに、また、海水による冷却作業の継続とともに、この状況は徐々に制御し易くなっていく性質のものなのだ。

時間という要素に関する不安材料は、放射線の放出が続いていることである。1979年にスリーマイル島の原子力発電所で起きた事故当時、緊急対策を指揮した元原子力技師のレイク・バレットは、「(放射線に見舞われている状況下ではなく)昨日修理したかったろうな」と述べた。

電源の確保

ヴァージニア工科大学で原子力工学を教えるマーク・ピアソン教授は、施設内の電源を再構築することが「最優先課題だ」という。

施設内の失われた電力を回復すれば、原子炉の冷却機能が劇的に改善されると専門家は指摘している。緊急用の二次電源、バッテリー電源など、施設内でのすべての電源が完全に失われる(原発関係者にとって、長年悪夢として怖れらていたブラックアウト状態)ことによって、死活的に重要な冷却水用のポンプ類が使えなくなってしまったからだ。

現時点では現場でどの程度の電力が使用可能なのか明らかにされていない。また、東電がGEに対して、10台の移動式発電機を米国から取り寄せて欲しいと依頼した理由も明かされていない。GEの広報は、東電からのこのような依頼がいつなされたのか、また、GEがいつ頃までにこのリクエストに応えることができるのか、現時点では分からないとしている。

昨日の木曜日、国際原子力機関(IAEA)は、約800メートルの送電ラインが2号機の建屋まで敷設されたと発表したが、電力そのものが回復されたかどうかについては言及を避けた。

本日、金曜日、日本の原子力保安院は3号機と4号機の電源を日曜日までに回復したいと述べた。

現在のような危機的状況が進行中の中で、電力を回復する作業というのは、コンセントにプラグを差し込む、というような生易しいものではない。レイク・バレットは「恐らく敷地内のケーブルや電線類はすべて焼けてしまって使い物にならないだろう」と指摘する。これはつまり、作業員たちは、動きにくい放射線防護服に全身を包み、分厚い壁に穴を開けて、自動車ほどの大きさのある電流制御装置やリレーシステムなどの接続作業など、高圧電流網の再構築を休みなく試み続けているとうことだ。

ダメージを受けた原子炉にどうやって冷却水を供給するかということが大きな問題になっていることは、すでによく知られている。海水を投入するという試みは原子炉を冷やす方策としては最後の手段と見なされているが、すでに土曜日から実行されている。

原子炉の上部に備えられたプール内に蓄えられている使用済み核燃料についても、熱と放射線の放出を抑えるために水で冷却する必要がある。テレビ画面に映されたヘリコプターによる放水作業は、この使用済み核燃料を保管しているプールに水を投入しようという、必死の試みであった。

しかし、逆に言えば、原子炉と使用済核燃料保管プールの冷却がきちんと行われさえすれば、状況は安定するということだ。元GEの原子力技術者、デビッド・ヘルウィッグは「冷却用水さえ安定供給できるようになれば、危機的状況は終わる」と言う。

作業員の人数の確保が急務

電力や冷却用水を確保するためには、それを可能にするための作業を行う作業員が必要だ。そしてこれこそが最後の難関だ。現場の放射線量は極めて高く、東電は作業員の大半をすでに退避させている。現在残っている作業員は放射線被ばく量をコントロールするため、交代シフトを組んで作業に従事しているものと思われる。

「彼らは放射線に汚染された防護服で作業しているだろう。どんなに長くても1時間以上は現場にとどまってはいられないはずだ」とバレットは言う。

作業員の被ばく量が、あらかじめ定められた年間最大被ばく量に達すると、その作業員はただちに現場を離れて、少なくとも一年間は原発で働くことはできないことになっている。この意味するところは明らかで、今後ますます大勢の、経験豊富な作業員の確保が必要になるというyことだ。

「何百人もの作業員を確保する必要がある。それぞれグループ分けして、ひっきりなしに交代しながら作業を進めることになる。一人ひとりができる作業は短時間に限られ、少しの量しかできない」と専門家は指摘する。

作業が可能な時間は現場の放射線の量による。元大統領のジミー・カーターは、1952年当時、若き海軍将校としてカナダでの原子炉事故に派遣されたことがある。防護服に身をまとって、部分的に溶融が始まっている現場に駆けつけて、被ばく量が年間最大許容被ばく量に達するまで、大急ぎで作業をし、そして駆け戻ってきた。その間、わずかに1分29秒だったという。


vastagb@washpost.com

© 2011 The Washington Post Company
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