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アンソニア・アパートメント

Dear Diary:

場所:アッパー・ウェストサイドのアンソニア・アパートメント
登場人物:老婦人、私
場面:昇りエスカレーターの中の私。向こうからやって来る老婦人。

私:(エレベーターのドアを手で押さえながら、老婦人に向かって) 「何階ですか?」

老婦人:「12階よ、ありがとう。(ため息をついて) もう、54年になるのよ、ここの12階。そろそろやめにしてもいい頃だと思わない?」

私:「そうですね。でもここが好きかどうかを決めるには、多分、充分過ぎるくらいの時間がおありだったんじゃないですか。」

老婦人:「嫌いなのよ。私、54年間ずっと嫌いだったわ。」

私:「また、明日になれば気が変わりますよ。」

老婦人は顔をしかめて口を閉じた。エレベーターが7階に停まって扉が開いた。私が降りようとすると、老婦人が、廊下の方に身を乗り出したので、

私:「ここは違いますよ。7階です。12階のことをお好きじゃないなら、きっと7階のこともお気に召さないと思います。」

老婦人:(興味を示して)「まあ、そうなの? どうして? 7階ってどんな風なの?」

私:「ご存じない方がいいと思いますね。」

エレベーターの扉、閉じる・・・。

Daniel Panner

ansonia11.jpg
The Ansonia

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
訳者注:
このお話しのポイントは「アンソニア・アパートメント」の住人二人の間の会話だということ。

「アンソニア・アパートメント」はアッパー・ウェストサイドではダコタハウスに次いで有名な高級コンドミニアム。1904年に完成。ボザール様式(ヨーロッパ古典様式の一つ)の華麗な装飾が施された18階建ての建物で、当初は長期滞在者用高級ホテルとして利用されていた。ヤンキースのベーブ・ルースや指揮者のトスカニーニ、作曲家のストラヴィンスキーなど数多くの著名人がここに住んでいたことで知られる。たびたび映画や小説の舞台となるなどニューヨークのランドマークの一つで、ニューヨーク市の歴史的建築物にも指定されている。

ansonia10.jpg
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