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ドーナツ泥棒

Dear Diary:

ある日の午後、僕はカフェの菓子パンコーナーに並んでケースの中をながめていた。見ると、一つだけ残された美味しそうなドーナツがあったので、店員に、これ、最後の一個かい? と聞いてみると、まさしくそうだという返事。すると僕の隣りに立っていたお客さんが、私がいただこうと思っていたんだがね、とつぶやいた。僕はもちろん、どうぞうどうぞと勧めた。ところが、その人は自分はいいから僕の方こそ、そのドーナツをとれと言って頑として譲らない。あんまり押し問答していてもしょうがないので、結局そのドーナツは僕が買うことになった。実にうまかった。

カフェを出て、隣りの店で一時間くらいかけて食料品の買い物をした。さて、帰ろうかと思って店の出口に向かうと、向こうからやってきたのは誰あろう、さっきのドーナツの一件の紳士だ。まあ、僕のことを覚えているかどうか分からないし、声を出してあいさつするまでもないと思って、とりあえず、目があった時に笑顔だけつくってやり過ごすことにした。するとその人は、表情に何の変化も示さぬまま、まさに僕とすれ違うそのときに、僕にだけ充分に聞こえるくらいの声で、「私のドーナツをとったのは、お前さんだったな」と言って、通り過ぎて行った。

Brett C. Flamm
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