Dear Diary:
つい先日のことだ。二番街のレストランで昼食を一緒に済ませた後、私と家内のジョイスは腕を組んで56番通りを西に歩いていた。途中に高校の新校舎建築現場があって、その様子を立ち止まって眺めていると、誰かが私の肩を軽く叩いた。振り返ってみると、工事現場用のヘルメットを被った男がにっこり笑顔を見せて立っていた。どうやらこの現場の作業員で昼休み中のところらしい。その男は優しい声でこう言うのだった。「いいねえ、いつかおいらもおいらのカミさんと、そんな風にして散歩したいもんだよ!」 私と家内は腕を組んだまま笑顔をお返しして、そのまま三番街へと歩き続けた。私は90歳で家内は今年80歳になるのだが、何かいつもより足取りが軽やかになったような気がした。
Al Jaffee
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