Dear Diary:
キツネにつままれたような気分になった二人の高齢者(そのうちの一人は私自身)の話し。
二人は初めてメトロカードを使って地下鉄に乗ろうとしていた。改札口までやってきたものの、どうやってこのカードを使えばいいのかと思案している。ふと見るとそばに警官が立っていた。男は警官に尋ねた。「カードはここに通したらいいんだね? その後、出てきたカードを家内に渡せばいいということかな?」 すると警官は胸を張って、「いいえ、その必要はありません」と答えた。そしておもむろにたくさんの鍵がついた鍵束を腰から取り出して、近くの扉を開けた。「さあ、こちらへどうぞ」 警官はにっこり笑うと、大仰な身振りで二人を駅の構内に通してこう言った、「お二人ともこれまでの人生で、充分たくさんの税金を支払ってきたとお見受けします。どうぞフリー・ライド(タダ乗り)をお楽しみください」
これは、2010年7月4日、午前11時30分頃、ペンステーションでの出来事だ。
S. B. Craft


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訳者注:
警察官の最後のセリフ、原文はこうです、「“You’ve paid enough taxes in your lifetime. Enjoy a free ride.”」 う~ん、格好いい!
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