Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://metropolitandiary.blog129.fc2.com/tb.php/621-e20b33d4

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

ダスティン・ホフマン

Dear Diary:

もうずい分昔の話です。仕事も充実し、しなやかなスタイルで街を闊歩していた20代の後半のこと。その当時私はアッパー・イースト・サイドにある広告代理店でアート・ディレクターの仕事をしていました。毎日通うオフィスは、とてもおしゃれな調度に囲まれていて、吹き抜けの広い空間にそびえるらせん階段で二つのフロアがつながっているという、とてもモダンなデザインのオフィスでした。そんなある日社内に一つの噂が流れてきました。私たちが仕事を終えた後の時間を使って、ある映画会社が、ここのオフィスで映画の撮影をやるらしいというのです。しかもその主役がダスティン・ホフマンだというのです。このうわさが広まって、撮影の日が近づくにつれて、特に若い女性社員の間で、期待と興奮が高まって来ました。

事前に私たちは、撮影は午後5時過ぎから行われると知らされていました。何日か続く撮影の最初の頃のある日のこと。もちろん私も少しでも撮影の様子を観たいと思っていたのですが、小さな子供が家で待っているので、遅くなるわけにもいかず、午後5時半にオフィスを出て、エレベーターに向かいました。エレベーターが下まで降りてドアが開くと、目の前に現れたのは、そう、まさにダスティン・ホフマンご本人様じゃないですか。いきなり大スターを目の当たりにして正直ものすごくたじろいだのですが、同時に、ニューヨーカーとして、ここはいつものようにしっかり無関心を装うべきだと考えて、必死で眼を合わせないようにしました。するといきなり話しかけてこられたのです。

「やあ、エイミーじゃないか! 久しぶりだね、調子はどうだい? 元気でやってるかい?」

私は、びっくりして、返事をしました。「私、エイミーじゃありません」

「え? エイミーじゃない? いや、君、あのダンサーのエイミーでしょ? ほら、うちの奥さんと同じダンス教室の・・・」

「いいえ、違います」

「なるほど、そうか、いや、絶対間違いないと思ったんだけど。 でも君、本当にエイミーにそっくりだよ!」

ここでようやく私は落ち着きを取り戻しました。ゆっくりと一呼吸置いて態勢立て直しです。

「まあ、それは愉快ですね、そうおっしゃるあなた、ダスティン・ホフマンにそっくりだわ!」

Margot Zalkind

人気ブログランキングへ
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
訳者注:
セレブを見かけてキャーキャー騒ぐのは誇り高きニューヨーカーとしてのたしなみに反する行為として、厳につつしまなければならないものとされているようです。ニューヨーカーも楽じゃない!

こちらのエントリーも是非どうぞ、「追憶」
関連記事
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://metropolitandiary.blog129.fc2.com/tb.php/621-e20b33d4

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

metro

Author:metro
metro172をフォローしましょう
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ
人気ブログランキングへ
Click here ↑↑ everyday. Thanks!!

当ブログはリンクフリーです

最新トラックバック

検索フォーム

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。