Dear Diary:
売れないモノ書きで環境問題運動家、そしてフィットネス・インストラクターも兼ねている私は、ここのところ全然、まったく休みらしい休みが取れていません。さすがに身体の調子もおかしくなってきて、耳に腫れものが出来たので、近くのドラッグストアの中にある、ウォーク・イン・クリニックで診てもらいました。簡単な手当てが終わって外に出ると、初老の男の人が、「空腹です。ホームレスにお恵みを!」と書いた段ボールを手に持って立っていました。その姿を見て、一層、気分が沈みました。ところが、驚いたことに、足早に通り過ぎようとした私に向かって、そのホームレスの人が声をかけてきたのです。
「頑張れよ、お嬢さん、あきらめちゃだめだ。 きっと、いい日がやってくるから!」
なんと皮肉なことでしょう。まさかホームレスの人に元気づけられるなんて夢にも思いませんでした。確かに今の私は、これまでの人生の中でも最悪の事態に取り囲まれているのは間違いないのですが、おかげで、何となく、気分が楽になりました。
Alana Herro


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訳者注:
ここに出てきた、ウォーク・イン・クリニック(walk-in clinic) というのは一体何なのか、私は初めて目にした言葉なので、早速ググってみたところ、「コンビニエント・ケア・クリニック(
Convenient care clinics (CCCs))」の一種だということが分かりました。
コンビニエント・ケア・クリニックというのは、「医師ではなくナース・プラクティショナー(PN)や、フィジシャン・アシスタント(PA)と呼ばれる医療従事者が、限定された軽疾患の患者に対し、事前予約なしで診断・治療・投薬を行う外来診療機関」のことだそうです。ドラッグストアや、スパーマーケット、ショッピング・モールの中などに開設されていて、患者にとってとても利便性の高い立地が特徴です。その呼び名は様々で、"retail clinics", “retail-based clinics” あるいは "walk-in medical clinics." などともよばれているようです。アメリカでは近年、徐々に増えてきており、今後は益々急拡大が予想されているそうです。医療施設の「コンビニ化」というわけですね。この流れ、日本にもいずれやって来るかな・・・。
ドラッグストア大手のデュアン・リードが店舗内に展開するウォーク・イン・クリニックの概要は
こちらです こちらのクリニックではドクターが常駐しているようですね。色んなタイプの「コンビニ医療施設(CCCs)」があるようです。
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