Dear Diary:
パートナーのベッティ・ウォーカーと二人で一緒にニューヨーク市のブロンクスにある郡庁舎まで出かけました。ベッティはサウス・ブロンクスの出身なので、私たち二人の婚姻届を提出する記念すべき場所に、昔懐かしいこの地区を選んだのです。
窓口の前では大勢の人が順番待ちをしていました。人種も民族も様々に異なる若いカップル達でいっぱいです。でも、中年の、しかも女性同士のカップルは私達二人だけでした。何人かの人が私達二人を見て笑顔で挨拶してくれましたが、話しかけてはきませんでした。ようやく順番が来て窓口に書類を提出する時にベッティが、「ここのオフィスじゃ、同性婚のカップルを受け付けるのは、私達が初めてかしら?」と尋ねました。すると係の人は、「いいえ、そんなことありませんよ。今日は午前中だけであなたたちが三組めのカップルだわ」と答えました。
手続きが済んで、私達二人はフロアの方に向き直り、受け取ったばかりの婚姻証明書を高々とかざしました。すると、そこにいたみんなが一斉に手を叩いて歓声を挙げて祝ってくれました。 ようやく帰って来たぞと感じました!!
Marilyn Mehr
レインボー・フラッグ(同性愛者など性的マイノリティに対する差別の反対や人権擁護を訴える運動のシンボル)


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訳者注:
2011年6月24日、ニューヨーク州議会上院が同性同士の結婚を認める法案を可決しました。これによりニューヨーク州は、バーモント州、ニュー・ハンプシャー州、コネティカット州、マサチューセッツ州、アイオワ州、ワシントンD.C.に続き、同性同士の結婚が可能な6つ目の州となりました。
「ニューヨーク州での同性婚が合法化へ」 ニューヨークの同性婚、経済効果「3年で300億円」
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