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市民による計測活動:東京エリアで20カ所以上のホットスポット見つかる

「市民による計測活動:東京エリアで20カ所以上のホットスポット」
ニューヨーク・タイムズ By HIROKO TABUCHI
2011年10月14日

October 14, 2011
Citizens’ Testing Finds 20 Hot Spots Around Tokyo
By HIROKO TABUCHI

東京に住むハヤシダ・タケオ氏は、自分たちの子供たちが練習に使っている野球場に降り注いだ福島第1原発からの放射線量を計測してもらうことを、そうした計測活動を行なっている市民グループに依頼した。政府はそうした放射線の影響を調べる予定はないと告げたからだ。国はもちろん自治体も、原発事故現場から250キロ離れたこの首都東京では、何も恐れることなどないと表明している。

そしてその計測結果が明らかになった。ハヤシダ氏の息子、11歳になるコウシロウ君がいつも野球の練習をしているグラウンド付近の土から、チェルノブイリでは汚染地域に指定されている地域に匹敵するほどのレベルの放射性セシウムが計測されたのだ。

このグラウンドは日本の首都、東京近辺でこれまでに発見された20以上の、高い放射性セシウムが観測された地点(ホットスポット)の一つである。これらは権威のある調査機関と共同で計測活動を続けている市民グループによって計測されたもので、健康被害をもたらす可能性があるほどの高い放射性セシウム汚染が発見されたのだ。

チェルノブイリに次ぐ世界で二番目に深刻な原発事故が福島で発生して以来、大量の放射性物質が、事故現場からわずか半径20kmという避難区域をはるかに超えて、雨や風に運ばれて、誰も予期しなかったようなパターンで撒き散らされたということは、早い段階から明らかになっていた。しかし、それが東京にまで及んでいて高濃度のセシウムが土壌に堆積しているということが明らかになると、汚染の広がり具合という点についてこれまで以上の新たな懸念が生じてきた。汚染は政府がこれまで調査の必要なしとしてきた地域においても広がっている可能性があるということだ。

多くの科学者たちが声を揃えて主張するのは、政府がもっと迅速に行動を起こさなかったために、ヨリ多くの人々がヨリ危険な量の放射線を被曝してしまったのではないかということだ。この点、政府は一貫して同じ事を繰り返し表明してきた。すなわち、福島第1原発からの放射性物質の飛散は、①それほど遠くまでひろがるものではない、②住民に健康被害をもたらすものではない、③食物汚染につながるほどのものではない、ということだった。しかし、専門家や市民グループなどが政府とは別に独自に行なった調査の結果は、政府の見解をことごとく否定するものだった。

「放射性物質は空気や食物を通じて人々の体内に取り込まれつつある」と長崎大学環境科学部教授で医師でもある戸田清氏は言う。「にも関わらず政府はどの程度の放射線に我々が晒されているのかということをまったく知らせようとすらしていないのだ」

これら市民グループの手による調査結果は東京全体において放射線による汚染がどれほど拡がっているかということを示すものではない。それを知るためにはもっと大量のサンプル調査が必要だ。しかし、これらの調査結果はホットスポットの周辺で暮らす人々が、国際的に健康に影響ないとされる許容限度を超えた放射線量に晒されている可能性を明らかにした。

こうした調査結果を受けて日本の専門家や市民運動家は、東京及びその周辺においてもっと包括的な徹底した放射線量の調査を行うよう、そして必要に応じて除染作業を開始するよう要求し始めた。米国エネルギー省長官の特別補佐官を務めた経験のある放射線の専門家、ロバート・アルバレツ氏はこうした声に賛同して、次のように述べた。こうした市民グループによる調査結果は「福島原発事故後の様々な出来事のうち、極めて重大で前例のない懸念を一層高めるものだ」

もちろん政府は市民の声のすべてを無視してきたわけではない。東京を含む東日本エリアにおいて、航空機による放射線量調査を、つい先ごろ終えたばかりだ。しかし、これに対しても一部の専門家や市民グループは、このような航空機による空からの調査では、市民グループによって発見されたようなごく狭い地点におけるホットスポットを捉えるほどの精度はとうてい期待できず不十分だという。

しかし、東京都福祉保健局健康安全部環境保健課長の野口 かほる氏は、これまでに都が行なってきた調査ですでに十分だという考えを示した。野口氏によると、東京は開発が進んだ地域なので、地上に落ちてきた放射性物質はその大部分がコンクリートの上に落ちたと考えられ、それらは雨水によって流されたという。さらに放射線による被曝リスクはきわめて限られたものだとして、次のように述べた。

「誰も一つのスポットのそばに一日中立ち止まっているわけではないでしょう。それに、誰も土をそのまま食べるわけでもないし」(“Nobody stands in one spot all day,” she said. “And nobody eats dirt.”)

東京に住んでいる人たちは、3月11日の原発事故後しばらくしてから、自分たちが放射性物質に晒されつつあることを知った。専門家たちは3月15日に、これまでとは比べ物にならない大量の放射性物質が放出されたことを観測した。その後、3月21日の午後から降り始めた雨によって、再び放射性物質が都下に降り注いだのだ。

ところが、その後の数週間にわたって、都内の空気や水の中の放射線量は急速に下がっていった。都民は次第に落ち着きを取り戻し、東京から避難する人々(その多くは外国人だった)を声高に非難する人たちも現れた。

しかしすべての人が政府の言うことに納得したわけではない。都民の中には放射線測定器を自ら購入する人たちもいた。フェイスブックを通じて呼びかけに応じた市民が立ち上げた「放射能防御プロジェクト」という市民グループはもっと積極的に活動することを決めた。横浜市に本拠のある株式会社同位体研究所に指導を受けながら、グループのメンバーたちは自分たちの自宅付近の土壌サンプルを集めて検査を依頼したのだ。

そうした検査結果の中には衝撃的なものがあった。前出のハヤシダ氏が持ち込んだサンプル土壌は江戸川区の野球練習場そばの植え込みの中から採集されたものだが、その検査結果は1平方メートル当たり13万8千ベクレルの放射性セシウム137を検出というものだった。この値は人間の細胞にダメージを与え、発がんリスクを高めるものだ。

検査結果全体でみれば、チェルノブイリで汚染地域とされている1平方メートル当たり3万7千ベクレル以上の値が計測されたものが132のサンプルのうち、22ヶ所のサンプルで確認された。

米国の「憂慮する科学者同盟」に名を連ねる物理学者、エドウィン・ライマン氏は、もちろんチェルノブイリ周辺住民の方がはるかに大きな危険に晒されているという。チェルノブイリでは、局所的なホットスポットではなく、地域全体にそのような高濃度の汚染が拡がっているからだ。しかし、同氏はこれに付け加えて、3万7千ベクレル以上という数値は除染することを義務付ける基準値として適切なものだと述べた。何故ならばこのような量の放射線を通常ベースで浴び続けると、ICRP勧告によって一般公衆の被曝上限とされている年間1ミリシーベルト以上の被曝量に達してしまう可能性があるからだという。

今回の「放射能防御プロジェクト」による検査結果の中で、最も線量の高ったのは、ある教会の近くから採集されたサンプル土壌からのもので、その線量は1平方メートル当たり150万ベクレルを超えるものであった。これはチェルノブイリにおいては強制移住地域に指定される地域の数値である。この計測結果は他の結果と比べても飛び抜けて高いものなので、何らかの計測エラーによるものという可能性も考えられる。しかし、今回の原発事故以降、極めて局所的なホットスポットの存在は枚挙にいとまがないほど報告されているというのも事実である。

日本の大手メディアは、これら市民グループによる調査結果をほとんど無視した。日本の大手メディアは比較的に体制順応型で、市民によるこのような草の根運動による調査結果よりも、政府による発表に即した報道を行いがちだ。

同市民グループのリーダーの一人で、元大手テレビ局のジャーナリストだった木下黄太氏は次のように語った。「皆、これは福島の問題だと信じたかったんだ。だけど政府が真剣に調査しようとしないというなら、どうして政府を信用できるって言うんだ」

環境調査の専門家である近畿大学の山崎秀夫教授は都内で同様の調査を独自に行い、くだんの野球練習場付近で似たような結果を得たという。「私が得た調査結果では高線量を示すホットスポットは、極めて局所的なものなので、パニックを起こすような性質のものではない。それにしても、特に高い線量を示す地点から除染を始めるとか、政府として取りうる措置はいくつもあるはずだ」

このような調査結果が出てきて以来、当初予想されたよりもホットスポットはもっと広範囲に拡がっているという意見が相次いだ。

先月、都内のある区役所が、学校の落ち葉を集めた堆肥の放射線量を調査したところ、国の基準を2倍以上上回る、キロあたり849ベクレルの放射性セシウム137を検出した。

また、10月12日には、横浜市で一般市民がアパートの屋根の放射線量を測ったところ、高濃度の放射性ストロンチウムを検出した。

政府による航空機を使った調査では東京のほとんどの地域については比較的少量の汚染しか認められなかったが、二つのエリアにおいて、高い数値が出た。一つは東京都の西部郊外の山間部。もう一つは市民グループによって高い線量が確認された野球練習場のある区を含む、三つの区にまたがるものだった。

東京都はすでに都内西部地域でとれる農産物を検査する準備に着手したという。しかし、これまでの数ヶ月にわたって、それらは検査されることなくすでに流通していることを認めた。

野球練習場での放射線量を測定したハヤシダ氏は、もはや政府による保証をこれ以上待ち望むつもりはさらさらないと言う。同氏は家族を東京からおよそ南西に600キロ離れた岡山に引越しさせたのだ。

「東京でこのまま暮らしつづけても、多分実際には何も問題など起きないのかも知れない」ハヤシダ氏は続けた、「でも自分は、今後放射線に怯えないで済む暮らしを選択する」

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October 14, 2011


Citizens’ Testing Finds 20 Hot Spots Around Tokyo

By HIROKO TABUCHI


TOKYO — Takeo Hayashida signed on with a citizens’ group to test for radiation near his son’s baseball field in Tokyo after government officials told him they had no plans to check for fallout from the devastated Fukushima Daiichi nuclear plant. Like Japan’s central government, local officials said there was nothing to fear in the capital, 160 miles from the disaster zone.

Then came the test result: the level of radioactive cesium in a patch of dirt just yards from where his 11-year-old son, Koshiro, played baseball was equal to those in some contaminated areas around Chernobyl.

The patch of ground was one of more than 20 spots in and around the nation’s capital that the citizens’ group, and the respected nuclear research center they worked with, found were contaminated with potentially harmful levels of radioactive cesium.

It has been clear since the early days of the nuclear accident, the world’s second worst after Chernobyl, that that the vagaries of wind and rain had scattered worrisome amounts of radioactive materials in unexpected patterns far outside the evacuation zone 12 miles around the stricken plant. But reports that substantial amounts of cesium had accumulated as far away as Tokyo have raised new concerns about how far the contamination had spread, possibly settling in areas where the government has not even considered looking.

The government’s failure to act quickly, a growing chorus of scientists say, may be exposing many more people than originally believed to potentially harmful radiation. It is also part of a pattern: Japan’s leaders have continually insisted that the fallout from Fukushima will not spread far, or pose a health threat to residents, or contaminate the food chain. And officials have repeatedly been proved wrong by independent experts and citizens’ groups that conduct testing on their own.

“Radioactive substances are entering people’s bodies from the air, from the food. It’s everywhere,” said Kiyoshi Toda, a radiation expert at Nagasaki University’s faculty of environmental studies and a medical doctor. “But the government doesn’t even try to inform the public how much radiation they’re exposed to.”

The reports of hot spots do not indicate how widespread contamination is in the capital; more sampling would be needed to determine that. But they raise the prospect that people living near concentrated amounts of cesium are being exposed to levels of radiation above accepted international standards meant to protect people from cancer and other illnesses.

Japanese nuclear experts and activists have begun agitating for more comprehensive testing in Tokyo and elsewhere, and a cleanup if necessary. Robert Alvarez, a nuclear expert and a former special assistant to the United States secretary of energy, echoed those calls, saying the citizens’ groups’ measurements “raise major and unprecedented concerns about the aftermath of the Fukushima nuclear disaster.”

The government has not ignored citizens’ pleas entirely; it recently completed aerial testing in eastern Japan, including Tokyo. But several experts and activists say the tests are unlikely to be sensitive enough to be useful in finding micro hot spots such as those found by the citizens’ group.

Kaoru Noguchi, head of Tokyo’s health and safety section, however, argues that the testing already done is sufficient. Because Tokyo is so developed, she says, radioactive material was much more likely to have fallen on concrete, then washed away. She also said exposure was likely to be limited.

“Nobody stands in one spot all day,” she said. “And nobody eats dirt.”

Tokyo residents knew soon after the March 11 accident, when a tsunami knocked out the crucial cooling systems at the Fukushima plant, that they were being exposed to radioactive materials. Researchers detected a spike in radiation levels on March 15. Then as rain drizzled down on the evening of March 21, radioactive material again fell on the city.

In the following week, however, radioactivity in the air and water dropped rapidly. Most in the city put aside their jitters, some openly scornful of those — mostly foreigners — who had fled Tokyo in the early days of the disaster.

But not everyone was convinced. Some Tokyo residents bought dosimeters. The Tokyo citizens’ group, the Radiation Defense Project, which grew out of a Facebook discussion page, decided to be more proactive. In consultation with the Yokohama-based Isotope Research Institute, members collected soil samples from near their own homes and submitted them for testing.

Some of the results were shocking: the sample that Mr. Hayashida collected under shrubs near his neighborhood baseball field in the Edogawa ward measured nearly 138,000 becquerels per square meter of radioactive cesium 137, which can damage cells and lead to an increased risk of cancer.

Of the 132 areas tested, 22 were above 37,000 becquerels per square meter, the level at which zones were considered contaminated at Chernobyl.

Edwin Lyman, a physicist at the Union of Concerned Scientists in Washington, said most residents near Chernobyl were undoubtedly much worse off, surrounded by widespread contamination rather than isolated hot spots. But he said the 37,000 figure remained a good reference point for mandatory cleanup because regular exposure to such contamination could result in a dosage of more than one millisievert per year, the maximum recommended for the public by the International Commission on Radiological Protection.

The most contaminated spot in the Radiation Defense survey, near a church, was well above the level of the 1.5 million becquerels per square meter that required mandatory resettlement at Chernobyl. The level is so much higher than other results in the study that it raises the possibility of testing error, but micro hot spots are not unheard of after nuclear disasters.

Japan’s relatively tame mainstream media, which is more likely to report on government pronouncements than grass-roots movements, mainly ignored the citizens’ group’s findings.

“Everybody just wants to believe that this is Fukushima’s problem,” said Kota Kinoshita, one of the group’s leaders and a former television journalist. “But if the government is not serious about finding out, how can we trust them?”

Hideo Yamazaki, an expert in environmental analysis at Kinki University in western Japan, did his own survey of the city and said he, too, discovered high levels in the area where the baseball field is located.

“These results are highly localized, so there is no cause for panic,” he said. “Still, there are steps the government could be taking, like decontaminating the highest spots.”

Since then, there have been other suggestions that hot spots were more widespread than originally imagined.

Last month, a local government in a Tokyo ward found a pile of composted leaves at a school that measured 849 becquerels per kilogram of cesium 137, over two times Japan’s legally permissible level for compost.

And on Wednesday, civilians who tested the roof of an apartment building in the nearby city of Yokohama — farther from Fukushima than Tokyo — found high quantities of radioactive strontium. (There was also one false alarm this week when sky-high readings were reported in the Setagaya ward in Tokyo; the government later said they were probably caused by bottles of radium, once widely used to make paint.)

The government’s own aerial testing showed that although almost all of Tokyo had relatively little contamination, two areas showed elevated readings. One was in a mountainous area at the western edge of the Tokyo metropolitan region, and the other was over three wards of the city — including the one where the baseball field is situated.

The metropolitan government said it had started preparations to begin monitoring food products from the nearby mountains, but acknowledged that food had been shipped from that area for months.

Mr. Hayashida, who discovered the high level at the baseball field, said that he was not waiting any longer for government assurances. He moved his family to Okayama, about 370 miles to the southwest.

“Perhaps we could have stayed in Tokyo with no problems,” he said. “But I choose a future with no radiation fears.”


Matthew L. Wald contributed reporting from Washington, and Kantaro Suzuki from Tokyo.
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