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「天使のパン」

Dear Diary:

ペンシルバニア・ステーションに行く電車に乗るために、シティグループ・ビルディングから地下鉄のプラットホームへ向かう長い下りのエスカレーターに乗りました。するとホームの方からプッチーニのアリアを歌うバリトンの歌声が聴こえてきました。この街のあちこちで耳にするこうしたストリート・シンガーの歌声を聴くのが、私は大好きです。

プラットホームまで降りてみると、アリアを歌い終えたバリトンの歌手が、電子オルガンの伴奏にのせて、まさに次の曲にとりかかろうとしているところでした。前奏の最初の何小節かを聴いただけで、それがセザール・フランクの「天使のパン」だということがすぐに分かりました。かつては、私自身もプロの歌手として色んな歌を歌ってきた経験があります。特にこの「天使のパン」は本当に何度も何度も歌った大好きな曲なのです。プロの歌手なら誰でも、「これは私の曲だ!」というのを持っているもの。この曲は私にとって、まさにそういう曲でした。

私は思い切ってそのストリート・シンガーの隣に並んで一緒に歌うことに決めました。その人はさすがにちょっと驚いたようでしたが、お互いにっこり目で挨拶して歌い始めました。一番が終わって二番に入ると、もうすっかり調子が出てきて、音楽家同士なら誰でも感じ合える連帯感に浸りながら、二人の歌声は絡み合い、響き合っていきました。

途中、電車がやってきて、人々が乗り降りし、また発車して行きました。私達が歌い終えると静かなホームに拍手が響きました。私はあらためてバリトンの歌手に非礼をお詫びして、一緒に歌わせてくれたお礼を言いました。その人は深々とお辞儀をして、「いや、素晴らしかった!この次やるときはあなたのキーに合わせてやりましょう。Bフラットで!」と言ってくれたのでした。

次の電車がやってきたので、私はそれに飛び乗りました。思いがけず、マンハッタンならではの素敵なひとときを過ごすことができた感慨を胸に抱いて、窓から手を振ってお別れをしました。いつかまたアンコールの機会があれば是非やってみたいと思います。Bフラットでね。。。

Jane Lawliss Murphy


クロエ・アグニュー(Chloë Agnew)の歌声でどうぞ、「天使のパン(Panis Angelicus)」

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