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ジェンダー・ニュートラル

July 30, 2012
Seeking a Stamp Without a Statement
By CAITLIN O'TOOLE

gender_neutral.jpg

Victor Kerlow

Dear Diary:

チェルシーの街角の23番通りにある郵便局に出かけると、ほとんどいつも何かしら小さな揉め事が起きているのに出くわします。これまで見聞きした出来事を全部書き記すことなんてとてもできないくらいです。

そんな中、先日、一人の女性が窓口の職員さんとひどく長い時間をかけてやり取りしていたのが、そのユニークさにおいて、とても驚くべきもだったので、皆さんにご紹介します。

その女性は窓口に向かうと、この郵便局のトレードマークとも言える無愛想極まりない職員さんに向かって、どんな切手があるかしらと尋ねました。

「黒人の歴史月間の記念切手、ディズニーの切手、ジョージア・オキーフの花の絵の切手・・・」

「そういうのじゃなくて」と女性は口をはさみました。「何か『ジェンダー・ニュートラル』の切手置いてないの?」

ジェンダー・ニュートラル?!

この言葉を小耳にはさんで、列に並んでいた人たちが皆、あれこれと横槍を入れ始めました。

「あーもう、あなた、お願いだからややこしいこと言わないで!」と年配のご婦人。

「ジェンダー・ニュートラル? 何それ? 石とか?」窓口の職員さんが聞き返します。

「いや、そりゃだめさ、石は男性的すぎると思うね」80年代風の変わった髪型をした若いイケメン男性が代わりに答えました。「去勢した猫とかどうよ? ダメ? じゃあ、花とか?」

それには私が答えました。「それはちょっと女性的すぎると思うわ」

様々な外野の声を背中に受けながら、その女性はほんとにたっぷり10分間は窓口に張り付いて、どの切手が一番「ジェンダー・ニュートラル」か、いちいち確認していました。

そして最後に、不機嫌そうな顔をしてようやく彼女が選んだのは、いろんな種類の旗の絵を集めた切手のシートでした。

変わった髪型の若者が、「ほんとにそれでいいのかい?」とからかうように声をかけると、女性は振り向きもせずに大股で出口に向かったのでした。

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訳者注:
ジェンダー・ニュートラルというのはジェンダー、つまり男女の性差にとらわれない思考や行動、社会制度などをサポートする考え方のことです。具体的な例としてはチェアマン(chairman)をチェアパーソン(chairperson)に言い換えたり、スチュワーデスという言葉がフライトアテンダントというジェンダーニュートラルな言葉に置き換えられたりするようなことです。

日本語でも看護婦(女性)、看護士(男性)という二通りあった名称が、現在では看護師というジェンダーニュートラルな言葉に統一されたりしています。さてこの流れ、どこまで進展していくものなのか、興味深いですね。
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