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係員の心遣い

August 16, 2012
A Clerk With a Heart
By TERENCE GORDON

Dear Diary:

2004年にロングアイランドからマンハッタンに引っ越してきて、免許証の更新のために34番通りの陸運局まで出かけて行った。その頃の私は頬から顎にかけてひげをたくわえていて、自分でも結構気に入っていた。

写真撮影を終えて、パソコンの前に座っている女性係員の前の椅子に座り、手続きが進むのを待った。その女性は綺麗なネールアートをほどこした長い爪の指で器用にパソコンを操作していた。すると指の動きがぴたっと停まって、じっと画面を見つめたまま、時折頭を振った、指がキーボードではなく、机の上をカタカタと叩いている。何か問題でもあるのだろうか、彼女はとても困惑しているように見えた。そして、おもむろに私の方に向き直って、「ちょっとこちらにきてくれませんか、これ、ご覧になった方がいいと思うわ」と言った。

彼女のパソコンの画面を見せてもらって驚いた。そこにはさっき撮ったばかりの私の顔写真が映し出されていたのだが、その人相の悪さと言ったら、まるで怪僧ラスプーチンだ。これではまるで本物の「お尋ね者」だ。

「別になにか問題があるっていうわけじゃないの。ただ、私はね、もし自分の写真がこんな風な出来だったら、きっと誰かに前もって教えて欲しいって思うに違いないと思っただけなの」 私は彼女の言葉に大きく頷いた。

彼女は真っ直ぐ私を見つめて、「じゃ、こうしましょう」と爪の長い指をパソコンのキーボードの上に伸ばした。「いいわね、これ、デリートしますから。私もあなたも、この写真は一切見なかったということで・・・」

こうして、彼女の思い切った判断により、書き換え前の免許証の写真(その時よりも10年前、つまり1994年に撮った写真)をそのまま新しい免許証に再び使うことにしたのである。そして私は今でもそのときの免許証をありがたく使わせてもらっている。。。

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