December 28, 2012
A Portrait of Interfaith Giving
By STEPHEN HARMON
Stephen Harmon
Dear Diary:
私は街の写真家だ。11月のある日、ジャクソンハイツの街角でいつものように、目にとまった風景や通りを歩く人々をカメラに収めていた。その日撮った写真の中でも一番よく撮れていたのが、緑のターバンを巻いたシーク教徒のインド人男性のポートレートだ。
あんまり良く撮れていたのでその写真を表面加工して四つ切りサイズにしたものを作っった。12月16日、もう一度彼を探してこの写真をプレゼントしようと、妻のシンシアと二人で出かけた。
11月の時と同じように、彼はすぐに見つかった。ただ、英語を全然理解しない。この写真をプレゼントしたいんだということがどうしても伝わらない。彼の胸に写真を押し付けて、彼の腕をとって、写真を抱きとめるように両腕を交差させて、それでようやくこちらの意図が伝わったようだ。
ぱっと明るい表情になって、にっこりと微笑んだ。よほど気に入ってくれたのだろう、通りすがりの人を呼び止めて、自分の写真を誇らしげに見せるのだった。

Stephen Harmon
私はカトリックだが妻はジューイッシュだ。そんな夫婦がシーク教徒にクリスマスのプレゼントをするなんて誰かに叱られそうなことだが、何はともあれ、とても喜んでくれたのだから、良しとしようじゃないか。
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