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トロンボーンの音色

January 11, 2013
One Man’s Noise Is Another’s Symphony
By JEFFREY LEFRANCOIS


Dear Diary:

カシューナッツと玉ねぎ、それにシナモンを入れたひよこ豆シチューとカレーライスの夕食を用意して、テレビをつけた。撮りためてあるドラマ、「デクスター」を見なければ。トロンボーンの音色とともにドラマが進む。しばらくして場面が変わった。しかし、トロンボーンが鳴り止まない。

不思議に思って窓の方へ向かった。窓越しには何も見えなかったので、窓を開けて顔を突き出して外を見た。下、上、そして正面。見つけた! 通りの向かいのビルの窓辺でトロンボーンを吹いている男がいる。私の部屋は三階にある。彼は四階だ。男がトロンボーンを吹く様子をながめた後、窓のそばの椅子に腰掛けて演奏を楽しむことにした。

しばらくすると通りから赤いライトが点滅する光が見えて、音楽がやんだ。椅子から立ち上がって窓の外を見ると、トロンボーンを手にした男が下の通りの様子をうかがっっている。私は窓から大声で男に話しかけた。

「どうしてやめたんだい?」

「パトカーのライトが見えたんだ。僕のせいかと思ってさ。ちょっと練習してるだけなんだ」男は笑いながら答えた。

「馬鹿なこと言っちゃいかんよ!」私は言った。「ここはハーレムだ! さあ、もっと近所のみんなにトロンボーン、聴かせてくれよ!」

男はそのままたっぷり1時間半、練習を続けた。その間、このストライバーズ・ロウの、(窓を開けてるので)寒くて狭い部屋で私は生のコンサートを楽しんだ。数々のジャズ・ナンバー、クリスマス・ソング、それに国歌まで。コンサートが終わる頃にはちょうど「デクスター」も見終わった。

この新しい隣人がこれからもずっと練習を続けてくれることを願うね。そしたら窓に穴でも開けるさ!

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訳者注:
ストライバーズ・ロウ(Strivers' Row)というのはハーレムにある有名な三階建てのアパートメント建築で、ニューヨークでも有数の歴史的建築物として知られています。1891年から93年にかけて建てられたもので、内部は別にして外観は今でも当時の様子をほとんどそのまま残しているといわれています。

こちらのブログに美しい写真とともに解説が記されています。どうぞ御覧になってみてください。
「NY ハーレムの美しいアパート建築」
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