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街にあふれる黒のダウンジャケット

January 14, 2013
A City of Black Coats
By HOWARD JAFFE


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Victor Kerlow

Dear Diary:

黒のダウンジャケットの季節がやってきた。丈の長いもの、短めのも、厚手のもの、薄めのもの、有名ブランドの高級品、スーパーで買える安物、タイプは様々なれど、みんな一様に黒のダウンジャケットだ。これさえ着ていれば寒くないし、動きやすい。出かける前にクローゼットから取り出して着てみると、やけに窮屈だ。おっと、これは女房のものと間違えた。街に出ると友人を見かけた。いやいや、それはよく似た黒のダウンジャケットを着た別人だ。

喫茶店の入り口でジャケットを脱いでハンガーにかけるとき、しばしためらう。黒のダウンジャケットがすでに6着も並んでいる。間違えて持っていかれないようにとマフラーを袖口に通しておく。店を出る時に取りに戻ると、ジャケットは無事そこにあった。それでも念のため、ポケットに入れておいた手袋を確認する。

再び通りに出て黒い固まりの群れに混じって、考えた。昔、学生の頃、みんな着ていたウールのダッフルコートはどこへ行ってしまったのか。丸いボタンじゃなくて木製の留め具で前をとめるやつ。そう、あの緑のダッフルコートのことさ。

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訳者注:
ニューヨークのファッションでは黒が人気のようですね。しかもそれは冬に限らないようです。こちらのエントリーもご覧になってみて下さい。「ニューヨーカーは黒い服が好き」

ちなみに、投稿者のいう(昔なつかしい)緑のダッフルコートというのは、きっとこういうのでしょうね。
Fidelity_Penelopes.jpg

トロンボーンの音色

January 11, 2013
One Man’s Noise Is Another’s Symphony
By JEFFREY LEFRANCOIS


Dear Diary:

カシューナッツと玉ねぎ、それにシナモンを入れたひよこ豆シチューとカレーライスの夕食を用意して、テレビをつけた。撮りためてあるドラマ、「デクスター」を見なければ。トロンボーンの音色とともにドラマが進む。しばらくして場面が変わった。しかし、トロンボーンが鳴り止まない。

不思議に思って窓の方へ向かった。窓越しには何も見えなかったので、窓を開けて顔を突き出して外を見た。下、上、そして正面。見つけた! 通りの向かいのビルの窓辺でトロンボーンを吹いている男がいる。私の部屋は三階にある。彼は四階だ。男がトロンボーンを吹く様子をながめた後、窓のそばの椅子に腰掛けて演奏を楽しむことにした。

しばらくすると通りから赤いライトが点滅する光が見えて、音楽がやんだ。椅子から立ち上がって窓の外を見ると、トロンボーンを手にした男が下の通りの様子をうかがっっている。私は窓から大声で男に話しかけた。

「どうしてやめたんだい?」

「パトカーのライトが見えたんだ。僕のせいかと思ってさ。ちょっと練習してるだけなんだ」男は笑いながら答えた。

「馬鹿なこと言っちゃいかんよ!」私は言った。「ここはハーレムだ! さあ、もっと近所のみんなにトロンボーン、聴かせてくれよ!」

男はそのままたっぷり1時間半、練習を続けた。その間、このストライバーズ・ロウの、(窓を開けてるので)寒くて狭い部屋で私は生のコンサートを楽しんだ。数々のジャズ・ナンバー、クリスマス・ソング、それに国歌まで。コンサートが終わる頃にはちょうど「デクスター」も見終わった。

この新しい隣人がこれからもずっと練習を続けてくれることを願うね。そしたら窓に穴でも開けるさ!

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訳者注:
ストライバーズ・ロウ(Strivers' Row)というのはハーレムにある有名な三階建てのアパートメント建築で、ニューヨークでも有数の歴史的建築物として知られています。1891年から93年にかけて建てられたもので、内部は別にして外観は今でも当時の様子をほとんどそのまま残しているといわれています。

こちらのブログに美しい写真とともに解説が記されています。どうぞ御覧になってみてください。
「NY ハーレムの美しいアパート建築」

教師の契約

January 8, 2013
A Teacher’s Contract
By MEL GLENN


Dear Diary:

教師たちと市役所の間には
契約がある
給与体系、義務、責任などについて、
両者それぞれの法的義務が細かく定められている。
しかもそれらはすべて交渉ごとによって決められる。

でもそんな契約よりももっと大事な、高貴な契約がある。
弁護士や法律家はいらない、
ストライキや仲裁裁判所もいらない。

それは文書に書かれたものではなく、神様から与えられたもの。
決して破ることはできず、この地球の上のどこででも通用する。

それは黒板に書かれ、
体育館で行われ、
生徒たちの机や教室の壁を暖かく取り囲んでいる。

その契約は毎年自動的に更新され、
愛を育み、毎日実践されているのを目にすることができる。
議論や投票の対象になることはなく、
永遠に不変不朽のもの。

たった二文字からなる契約、それは、

「My kids」 (生徒はみんな私の子供)

この町ではいまだかつて破られたことはないし、
これからも決して破られることはない。

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訳者注:
このエントリーの投稿者はおそらく教師の方でしょう。学校現場が大変なのは洋の東西を問いません。日本でも「いじめ」の問題が毎日のように大きく取り上げられています。そんな中で、教師としての確固たる信念を訴えた投稿だと思われます。教師たるもの、生徒たちはみんな「自分の子供」だと考えるということ。これは不変不朽、世界のどこででも通用する神との契約なのだと。

パリからニューヨークへ、愛をこめて

January 7, 2013
For New York, From Paris, With Love
By CHARMAINE TEODORO


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Victor Kerlow

Dear Diary:

ニューヨーク! あと一ヶ月であなたの元へ戻るわ。しばらくの間パリと付き合ってみて、分かったの。やっぱりあなたが、あなたこそが最高!

できたてのパン・オ・ショコラは、ええ、もちろんとても美味しかったけど、あのダンキンドーナッツのブレックファスト・サンドになぜか惹かれるの。

ニューヨークの地下鉄は変な臭いがするし、猫みたいに大きなドブネズミが走り回っていたりするけど、電車が故障したりとかストライキで何日も止まってしまうなんてことはないから。

間違いなく高すぎるラテ・ペパーミント・モカをテイクアウトして通りを歩くのが好き。何かもの書いているふりをして、いやになるほど高すぎるコーヒーをカフェで何時間ももてあそぶよりはずっとマシだから。

ニューヨークの街角で道行く人を眺めるのは、パリのどんな通りで道行く人を眺めるのよりも絶対に面白いし、エンパイア・ステート・ビルはエッフェル塔ほどきらびやかではないにしても、特別な休日になるとはいつもとは違った色でライトアップされてとてもきれいだから。休日じゃない時だって、ハロウィーンやセント・パトリックのお祝いのときのライトアップは私のお気に入り。

傲岸不遜で有名なニューヨーカーもパリジャンほど失礼ではないし、それに実際のところ、ニューヨーカーがどれだけ皮肉屋で無神経に見えるとしても、私が三年半過ごしたパリでこの目で見てきた人たちと比べると、みんなもっともっと心に暖かいものを持っていて、生きる歓び(joie de vivre)に満ちあふれているわ。

だから、ニューヨーク、あなたには確かに最低のところもあるけれど、それでもやっぱり最高よ。

パリからニューヨークへ、愛をこめて
放蕩の末、改心した住人より

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目利き

January 2, 2013
A Hidden Warrior in the Park
By MICHAEL DOMINO

Dear Diary:

11月の半ばのある日の夕方、アッパー・イースト・サイドの公園を散歩していたとき、一人の男と出会った。お互い何度か見かけたことはあるが、これまで言葉を交わしたことはない。たまたま眼があったので簡単なあいさつをして世間話を始めた。男は友人のジャックラッセルテリアを散歩させている途中だという。我々が話しをしている間、テリア犬はそばに据え付けられていた公園のゴミ箱の底の方を忙しく嗅ぎまわっていた。まあ、どんな犬でも似たようなことをするものだ。

会話は続いて、お互いどんな仕事をしているのかというところまできた。男は古いアート作品を仕入れて販売する仕事をしていると言った。ちょうどそのとき、ジャック・ラッセル・テリアがヒモを強く引っ張ったので、我々二人の視線は同時にそちらへ向かった。

ゴミ箱の上に何かが見えている。男は近づいて中をのぞくと手を伸ばしてそれを取り出した。ゴミ箱から出てきたのは金属製のインディアンの置物だ。弓につがえた矢を引き絞り、まさにこれから戦いを始めようという勇ましい表情のインディアンの像だ。

「これだよ、これが私の仕事さ」男は言った。「こういうのをいつも探してるんだ!」

これには我々二人とも大いに驚いた。

男はその像を私に手渡した。「こいつはブロンズだろな。立派なもんじゃないか。持って帰るといい」と私は言った。

「不思議なことがあるもんだ。たぶんガラクタだと思うけど・・・」と男は言った。

「かっこいいじゃないか。いらないんなら私がもらうよ」と言うと男は、

「うーん、88丁目の骨董屋に持っていけば、いいとこ50ドルくらいにはなるかな。看板の出てない店だけどね」と言った。

私は、「いや、きっとそれ以上で売れると思うね。まあとにかく持って行って頑張ってみたらどうだい」と言いながらインディアンの像を男に渡して、そのまま別れた。

次の日の朝、その男からEメールが届いた。背中を押してもらったことに感謝するという御礼のメールだった。あの「インディアン」の像がなんと400ドルで売れたのだそうだ。それで、どうしても私にディナーをごちそうしたいとのことだった。

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宗教を超えた贈り物

December 28, 2012
A Portrait of Interfaith Giving
By STEPHEN HARMON


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Stephen Harmon

Dear Diary:

私は街の写真家だ。11月のある日、ジャクソンハイツの街角でいつものように、目にとまった風景や通りを歩く人々をカメラに収めていた。その日撮った写真の中でも一番よく撮れていたのが、緑のターバンを巻いたシーク教徒のインド人男性のポートレートだ。

あんまり良く撮れていたのでその写真を表面加工して四つ切りサイズにしたものを作っった。12月16日、もう一度彼を探してこの写真をプレゼントしようと、妻のシンシアと二人で出かけた。

11月の時と同じように、彼はすぐに見つかった。ただ、英語を全然理解しない。この写真をプレゼントしたいんだということがどうしても伝わらない。彼の胸に写真を押し付けて、彼の腕をとって、写真を抱きとめるように両腕を交差させて、それでようやくこちらの意図が伝わったようだ。

ぱっと明るい表情になって、にっこりと微笑んだ。よほど気に入ってくれたのだろう、通りすがりの人を呼び止めて、自分の写真を誇らしげに見せるのだった。

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Stephen Harmon

私はカトリックだが妻はジューイッシュだ。そんな夫婦がシーク教徒にクリスマスのプレゼントをするなんて誰かに叱られそうなことだが、何はともあれ、とても喜んでくれたのだから、良しとしようじゃないか。

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騎士との別れ

December 27, 2012
New York Knights
By AVROM POSNER


Dear Diary:

私はヴァージニア州に住んでいるが、もともとは生粋のニューヨーカーだ。子どもたちはここヴァージニアで生まれ育ったが、ニューヨークとの繋がりをしっかり保つように育ててきたつもりだ。野球はヤンキース、フットボールはニューヨーク・ジャイアンツ、そして家族旅行はいつもニューヨークだった。

もうずいぶん昔のこと、息子がまだ5歳か6歳の頃だった。メトロポリタン美術館に連れて行ったとき、息子は「武器甲冑展示館」を気に入って、中世ヨーロッパの騎士たちの美しい甲冑姿に眼を見張っていた。そこを出る時、騎士たちにお別れの挨拶をしたらどうだいと声をかけると、息子はあこがれと感動の入り混じった声で、「バイバイ、騎士さんたち。またくるからね!」と告げたものだ。
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Arms and Armor Court

息子はその後ニューヨークへ移り住んでニューヨーカーになった。学校を出て、キャリアプランを固めて、婚約者を見つけた。この10年というもの、そんな息子のもとを訪ねていくのが本当に楽しみだった。そして今、ニューヨークに別れを告げて私の仕事を継ぐためにヴァージニアに帰ってくる準備を終えたところだ。

ニューヨークを離れる数日前に、全く想定外というわけでもない内容のE-メールが、息子から送られてきた。

「さっき、騎士にさよならを言ってきたよ!」

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サンタさんへ

December 24, 2012
An E-mail for Santa
By FLORINE DORFMANN


Dear Diary:

孫がまだ4歳のときのことでした。サンタクロースがちゃんとやってきてくれるだろうかと、心配でたまらなくて、クリスマスの日が近づくに連れてますます不安が募ってきたようです。その子のお姉さんがなんとかなだめようとして、良い知恵を出しました。そんなに心配ならサンタさんにE-メールを出してちゃんと自分の気持ちを伝えればいいじゃないの、と勧めたのです。

そしてその子がお姉さんに代わりに書いてもらったE-メールがこれです。

サンタさんへ、

僕のアパートメントの屋上には煙突がありません。
プレゼントは入り口のドアマンに渡してください。

ジャクソンより


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ちょっと変わった出来事

December 24, 2012
A Chocolate Hater Offers Holiday Cheer
By DANIELLE HADAR


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Victor Kerlow

Dear Diary:

12月10日、地下鉄に乗ってマンハッタンに向かっていたとき、ちょっと変わった出来事に出くわしたので紹介しよう。

ニューヨーカーたちで混み合う電車の中で、前の乗客の温かみがまだ残る座席に腰掛けることができた。いつものように車内を見渡した。電車の中ではいつも眼のやり場に気を使う。誰かの胃袋とか、股の間とかを見つめることになってはいけないし、もっと悪くするとまともに眼が合ってしまって気まずい思いをすることがあるからだ。そのとき、私の視線は一人の女性のところでとまった。どうも機嫌の悪そうな顔をしている。まるで「私のこと見ないでちょうだい。変なふうに見たら、ひっぱたくわよ」とでも言わんばかりの表情だ。

恐らく24歳くらいだろう。まあそこからプラス・マイナス2歳ということで間違いないはずだ。とにかく見知らぬ他人にジロジロ見られるなんていうのは絶対イヤだということがひしひしと伝わってくる雰囲気だったので、素早く目線をそらして、気づかないでいてくれと祈った。

5分ほどたった後、隣の車両から二人の若者が入ってきた。車両のドアが閉まるのも待たずに大きな声で、「チョコレートいかがですかー! 安くて美味しいチョコレート、たった2ドルですよー、チョコレートいかがですかァー」と叫び始めた。私はすぐに先ほどの女性の方に眼をやった。彼女はさっきからご機嫌ななめなのだ。誰かを怒鳴りあげたくてしょうがないに違いないのだ。

すると驚いたことに、彼女はにっこり微笑むと若者たちに手招きした。二人が女性のそばまでくると、彼女はこう言った、「よく聴いてちょうだい。私はね、チョコレート、大ッキライなの」 若者二人は驚いて眼をパチクリさせた。しかしその表情から読み取れるセリフは、「じゃ、一体なんでこっちへ呼んだんだよ!」というものだった。

彼女は二人のそんな様子を気にもかけずに、さらに続けた、「この10ドルあげるわ。チョコレート5本分よ。だからこの電車から降りてちょうだい。それから、そのときに誰か、本当にそのチョコレートが役に立ちそうな人を見かけたら、その人にあげてちょうだい。いい? 約束よ!」

もちろん若者に不平のあろうはずもない。「ああ、約束するよ」と元気よく答えると二人連れは隣の車両の方へと立ち去って行った。

どうだい、ちょっと変わった出来事だろ!

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白いジャケットのお嬢さんに捧げる歌

December 21, 2012
A Song for the Girl in the White Jacket
By EMILY SCHOEMAN


Dear Diary:

その日はとても寒い日だったので買ったばかりの白のウィンター・ジャケットを着て電車に乗りました。母と妹と三人でお出かけです。電車の中はそんなに混んでいなくて、車両の端の方で男の人がギターを弾きながら歌っていました。そして曲を歌い終えると、お金の寄付をお願いし始めました。 

そばにいた女性にお願いをし終えたちょうどそのとき、その人と目が合ってしまいました。まっすぐ私のことを見つめたまま、にっこり笑顔で、「次に歌う歌は・・・、そこにいらっしゃるお嬢さん、白いジャケットのお嬢さんに捧げます!」と言ったので、びっくりしました。

さぁ あなたから メリークリスマス
私から メリークリスマス
ガール イン ザ ホワイト ジャケット カミング トゥー タウン

「サンタが街にやってくる」の替え歌です。歌詞の途中にあちこち適当に「ガール イン ザ ホワイト ジャケット」を入れて大きな声で歌うのです。ほかの乗客の人たちは思わず笑い出し、そして少し同情したような顔をして私のことを見ています。ママも笑ってたし、みんな面白がってて、そんなに奇妙なこととは思ってないようでした。

私は不愉快でした。その人はほとんどずっと私の顔を見ながら歌っていて、とうとう最後まで歌いあげてしまいました。そしてまた、そばにいる乗客から順番にお金をお願いしてまわりはじめたのです。そしてついに私たちのところまでやってきましたが、寄付はしないで次の駅で電車を降りました。そのとき大きな声で「バイバイ!」と声をかけられました。

プラットホームを歩きながら私たち三人はこの出来ごとについてしばらく話し合いました。私のママの感想は、「とっても愉快だったわよ!」というものでした。でも私の妹は納得がいかない様子です。「ちょっと待って、だって私たちジューイッシュでしょ!」

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生きる

December 14, 2012
An Encounter With a Red-tailed Hawk
By MATTHEW KASSEL

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Matthew Kassel


Dear Diary:

ブルックリンのパークスロープにある歴史博物館、「オールドストーンハウス」の外で、一羽のアカオノスリ(red-tailed hawk)が飛んでいるのを見た。するどい足の爪で、捕獲したばかりのリスをしっかりと掴んでいる。リスの身体からは血が流れており、眼は閉じていた。

通りがかりの人たちは立ち止まり、その様子に眼をやった。一瞬、リスの表情が何か悲しげなものであるかのように私には感じられたが、その気持ちもそれほど長続きはしなかった。

何枚かの写真を撮って、鷹がリスをついばみ始めたところで、私はまた歩き始めた。

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訳者注:
アカオノスリ(red-tailed hawk)は、北米で最もよく見られるタカの仲間です。その名の通り、尾羽根が赤いのが特徴。大都会ニューヨークでも時折見かけるようです。

アカオノスリの素晴らしい写真がたくさんのっているサイト

同じくアカオノスリの目撃談として、こんな過去エントリーもありますので、興味のある方はご覧になって下さい。

心臓外科医の想い出

December 12, 2012
Saving a Life at the Stage Deli
By LAWRENCE I. BONCHEK, M.D.

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Hiroko Masuike/The New York Times
7番街の「ステージ・デリ」。名物は中身のたっぷりつまったサンドウィッチ。多くのニューヨーカーに惜しまれながら75年の幕を閉じた。

Dear Diary:

ステージ・デリが閉店するというニュースに接して、心臓外科医である私は、1975年に開かれた「米国胸部外科学会」の年次大会のときのことを思い出した。

マンハッタン育ちの私は、その日の昼食を、やはり心臓外科医の友人と二人でステージ・デリでとることにしたのだ。ちょうどライ麦パンのパストラミサンドをほおばったそのとき、私たちのとなりのテーブルの老人が、ゆっくりと椅子からくずれおちた。向かいに座っていた奥さんは仰天して声をあげた。もちろん9/11のはるか前のことで、AEDや、緊急救護員の体制など何もない頃の話だ。私と友人はその男性を床に寝かせて心肺機能蘇生術(CPR)を施した。救急車が呼ばれ、我々二人も(食べかけのサンドウィッチを残したまま)一緒にそれに乗りこんで病院につくまでの間、懸命にCPRを続けた。

緊急治療室に到着するとただちに必要な治療を施して、男性の心臓は無事に回復した。

男性はカリフォルニアからの旅行客だった。まったく運のいいことに、二人の心臓外科医がいる目の前で倒れたのだった。その後男性はすっかり回復し、11年間元気に暮らすことができた。奥さんが毎年グリーティング・カードを贈ってくれて、知らせてくれたのだ。

あとは病院にまかせて安心してステージ・デリに戻った。いきさつを知っているお客さんも何人か残っていて結果を聞くと一緒に喜んだ。テレビカメラのクルーまで来ていて、このエピソードはその晩のローカル・ニュースでも取り上げられた。ステージ・デリの大きな宣伝になったと思う。食べかけのサンドウィッチにかわって、新しいサンドウィッチが我々のテーブルに届けられた。大層丁重に扱われていると、一瞬誇らしく思った。

しかし出口の横のキャッシャーで、現実を思い知らされた。この世の中には「タダの昼メシ」なんてものはない。少なくともこのニューヨークにはないのだ。我々がオファーされたのは50%のディスカウントだった。

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訳者注:
「タダの昼メシ」というのはもちろん「free lunch」のこと。「There ain't no such thing as a free lunch」という成句として使われます。

本来意味するところは、「かつて酒場で、『飲みに来た客には昼食を無料で振る舞う』という宣伝が行われたが、『無料の昼食』の代金は酒代に含まれていて実際には『無料の昼食』などというものはない」というところからきています。

日本流に言えば、「タダほど高いものはない」に近いくらいの意味です。日本ではノーベル経済学賞を受賞した経済学者、ミルトン・フリードマンが有名にした言葉と言ってもいいでしょう。


文明的解決法

December 10, 2012
Near Aisle Rage at Gristedes
By GEORGE H NORTHRUP


10diary-illo-cityroom2-blog480.jpgVictor Kerlow

Dear Diary:

スーパーのお店の中で女の子がひとり
通路をふさいでいた
棚に並ぶシリアルの箱を熱心にチェックしている

後ろからやってきた男の子は急いでいた
両手でショッピングカートを押しながら
女の子をはね飛ばしてでも前へ進もうかと思案顔

女の子は8歳くらい
男の子は6歳くらいか

そのとき男の子の父親が声をかけた
「お嬢さん、申し訳ないんだけどね・・・」

文明の証しとも言える、この紳士的な優しい言葉によって
大騒動の勃発が回避された

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訳者注:
大人の間でも、あるいは国と国との間でさえ、はたから見ると「子供の喧嘩みたい」な大騒動がよく起こりますよね。多くの場合は、こういう文明的なやり方で回避出来るんじゃないかと思えてなりません。

クリスマスとハヌカ その2

December 7, 2012
Celebrating With a Tree or a Dreidel
By AARON SHELDEN


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Damon Winter/The New York Times

Dear Diary:

毎年この時期になると小さな子供をもつジューイッシュの親たちは、こんなセリフを口にする機会が増える:「私たちはジューイッシュでしょ、クリスマスのお祝いはしないの。クリスマスじゃなくてハヌカのお祝いをするの。え? だめよ、だめだめ。クリスマスツリーは買ってあげられないわ!」

そんな中、先日、地下鉄の入り口のあたりで小耳にはさんだ通りすがりの母親の言葉には、僕のニューヨーク魂がくすぐられたね。

「私たちはクリスチャンなのよ、ハヌカのお祝いはしないの。ハヌカじゃなくてクリスマスのお祝いをするの。え? だめよ、だめだめ。ドライデルは買ってあげられないわ。

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訳者注:
ドライデル(dreidel)というのはジューイッシュのお祭り、ハヌカのときに遊ぶ伝統的なコマのこと。日本のお正月にもコマ回しや福笑いなど伝統的な遊び道具がありますがそれと似たようなものです。側面に書かれている文字はヘブライ語。
220px-Sevivon.jpg

ハヌカとはユダヤ教の祝祭行事の一つで、毎年クリスマスと同じような時期に行われますが、そもそも起源も性格も全く違う宗教行事です。

こちらのエントリーもご覧になってみてください:「クリスマスとハヌカ」

初めての同性結婚式

December 4, 2012
My First Same-Sex Marriage
By JIMMY ROBERTS

Dear Diary:

私にとって初めての「同性結婚式」だった
まるで自分の結婚式の時のように感動した
州法によってちゃんと認められた正式の結婚だ
両家の両親とも承知の上
正式な招待状が発送され、たくさんの返事が届いたそうだ

ここは元教会だった。それが後にレコーディング・スタジオになり
今はイベント会場になっている
かつて、フランク・シナトラが「Everybody Ought to Be in Love」の歌を口ずさんだ
まさにその場所で我々は静かに席についているのだ

花婿は小柄で、ハンサムで、快活な俳優だ
もう一人の花婿は、小柄で、ハンサムで、研究一途の言語学者だ
牧師が誓いの言葉を唱え、二人は永遠の愛を誓う
牧師がそれを確認すると、二人は抱き合った
そして熱いキスを交わした

9歳の女の子たちがその様子を眺めている
まるでごく普通の、自然な光景を眼にしているように

会場にテノールの歌声が響く、「You’ll Never Walk Alone」
花婿その1の父親がようやく微笑んだ
花婿その2の父親も母親も、その頬は涙で濡れている
はるか昔から今日この日まで、思えば遠くに来たものだ

バンドが演奏を始めた、アップビートのロックンロールだ
9歳の女の子たちが、楽しそうにダンスを始めた

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訳者注:
「はるか昔から・・・」の一節、原文はこうです。「We’re here, zooming through history.」もちろん意訳ですが、さてどうでしょう?

愛犬に捧ぐ

December 3, 2012
A Eulogy for Remus
By HUNTER HOFFMANN


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Victor Kerlow

Dear Diary:

ここニューヨーク・シティで、人の目をひくというのは簡単なことではない。しかし、我が愛犬レムスはどこへ行くにも皆の注目のまとだった。街なかの(主にイーストヴィレッジとユニオンスクェアのあたりだが)どこを連れて歩いていても、この大柄で真っ白な我が愛犬は、通りすがりのあらゆるタイプの人々の関心を集めるのだった。2004年に夫婦でニューヨークに戻ってきて以来、レムスは私たちにとって街の案内人だった。レムスなしでは絶対に口をきくことなどなかったであろう様々な人々と会話を交わすきっかけをレムスは作ってくれた。

レムスは生後二年間はアリゾナのゴルフ場の隣でのんびり過ごした。それでも都会の生活にはすぐに慣れた。歩道のあちこちに拡がる雑多な匂いや香りはレムスにとってたとえようもないほど魅力的なものであったようだ。

レムスは出会った人々にその人たちが子供の時に飼っていた犬を思いださせるようだった。あるいは映画か、どこかで見たことがある気がするとも。しばらく前に出会った人はレムスを見て、「こんな真っ白な犬は初めて見たわ」と驚いていた。

レムスはアメリカン・ブルドッグだ。体重は45キロ。真っ白でフレンドリーで、とても愛情深い。

毎晩ユニオンスクェアの近所を散歩する時に色んな人に出会った。通りがかった人たちの多くはレムスを見ると立ち止まり、話しかけ、やさしく身体をなでるのだった。エサを与えようとする人も少なくなかった。しかしそれは大抵の場合お断りした。この街では何があるか分からない。見ず知らずの人からエサをもらうわけにはいかない。それでもある晩、ステーキレストランの前を通りかかったときに、お店の人がお客の残した(ほとんど食べてない)リブアイステーキを差し出してくれた時は、ありがたく頂戴して食べさせた。お断りするにはあまりにも魅力的だったのだ。

レムスは精一杯生きた。そして天寿をまっとうした。これからは寂しくなる。毎晩一緒に散歩した相棒がいなくなった。それに、レムスのおかげで出会うことができた、様々な人々との出会いが、もうなくなってしまうのだから。。。

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パパの贈りもの

November 23, 2012
It Started With a Doll
By EVE POTTS


Dear Diary:

時:11月15日

シーン:市内をゆっくり走るバスの中。郊外からやってきた様子のジャージ姿の若い母親と6歳くらいの女の子。女の子は「アメリカンガール」のお人形をしっかり抱きしめている。その隣に座っているのは綺麗に着飾った金髪の女性。少し年上だが、まごうことなきニューヨーカー。

ニューヨークの女性:「そのお人形、『アメリカンドール』のお店まで持っていくの?」

女の子:「うん、パパがプレゼントしてくれたの。お店で耳にピアスして、髪型も変えてもらうの」

母親:「この子のパパ、戦闘部隊から帰ってきたばかりなんです。またすぐ任務にもどらなきゃいけないんですけど。このお人形はパパからのプレゼント。パパが無事帰ってきたことと、私たちがハリケーンで無事だったことの両方のお祝いなんです」

(ニューヨークの女性はずっと女の子を見つめています)

母親:「私たち、ニュージャージーに住んでるんです。ハリケーンサンディで家がこわされちゃって、修理が終わるまで母親の家に寄せてもらってるんです。私のほんとに仲のいいお友達は洪水でもう、完全に家が流されちゃって。 それに、電話もらったばっかりなんですけど、彼女のご主人、38歳のご主人なんですけど、脳血栓で亡くなったって・・・。」

女の子:「私のおともだちのお父さんなの。その子のお誕生日の日だったの!」

通路を挟んで母親と目が合いました。彼女のお話しを聞いていて私の眼には涙が浮かんでいました。

ニューヨークの女性(車内のみんなが聞き耳を立てていることに気づかないまま財布に手を伸ばして):「まだ大きな慈善団体や何かに寄付とかしてないんだけど、あなたのお友達のために、何かお力になりたいわ」

そう言いながら母親の手に20ドル紙幣を何枚か渡そうとしました。母親は驚いてお断りして、私の方を見ました。私は首を振って、「受け取らなきゃだめよ」と言いました。彼女は改めて受け取ると丁寧にお礼を言いました。そしてお嬢さんに向かって、あなたは天使の隣に座ってるのねと言いました。

ニューヨークの女性が停車ボタンを押して立ち上がり、眼を涙で濡らしている母親と抱き合って別れを告げました。五番街を歩いて行くその「天使」に向かって、女の子は窓からいつまでも手を振っていました。

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訳者注:
「アメリカンドール」のお人形、大人気のようですね。多様性の国アメリカならではのバラエティに富んだお人形、しかもカスタマイズまで出来るようです。こちらのブログに詳しく紹介されています。

嵐の後

November 22, 2012
Overheard in Hurricane Sandy’s Wake
By ELLEN SOLOW HOLZMAN


Dear Diary:

もしあなたが11月1日の木曜日、ハリケーンサンディが去った後、マンハッタンの五番街をミッドタウンから劇場地区まで歩いてみると、別に何にも大したことなど起こってなかったんだと思ったかもしれません。お店は開いているし、ハロウィーンの飾り付けは取り払われて、クリスマスの飾り付けに模様替えが進んでいます。

歩道にはたくさんの人が歩いていて、観光客が交差点の信号待ちで並ぶ中、ニューヨーカーはそれを無視して通りを渡っています。夕方になるとタイムズスクエアのネオンはいつものように明るく輝きを放ち、ハローキティやセサミストリートのキャラクターであふれていました。

でも、もっと注意深く様子をうかがっていると、何かが違ってるということに気づきます。

車道の車も歩道の人も、やっぱりいつもよりは少ない。車をよけるというよりは自転車から身をかわす回数の方が多い。そして、ところどころの一角には全然電気がついていないところがあって、お店も真っ暗。

そして街角で否応なしに聞こえてくる、人々が携帯電話で宙に向かって話している声。話題は皆同じでした。

「ああ、だから彼女に言っといてくれ、泊まるとこならアップタウンにあるって、もし困ってるんならね」

「いや、サーバーが全部ダウンしてるんです。はい、いや、僕いま、会社じゃないんで・・・」

「そうよ、それから水が全然ないの」

「先週はずっと友だちんちに泊まってたの、うちの方はずーっと停電!」

綺麗なお洋服に身を包んだご婦人が上品なアクセントで、「そうなのよ、だから、ストーブでお湯を暖めたのね。それでまあ、なんとかお風呂に入ったの。トイレ? それは平気なのよ。汚れた水でもトイレ流すことができるの。だから私は大丈夫。心配いらないわ」

嗚呼、ニューヨーク!!

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訳者注:
アップタウンの自分の家に泊まってもいいよと言ってる最初のセリフ、原文はこうです。「“Tell her she has a place to crash uptown if she needs it.”」ここで使われている「crash」という単語の意味は「人の家に一晩泊まる(やっかいになる)」ということです。(Urban Dictionary 参照)

嵐の後の街の様子。例によって「ニューヨークの遊び方」ブログをご参照下さい。

ハリケーンサンディの猛威はニューヨーカーに大きな被害と鮮烈な印象を残したようです。一日も早い復興をお祈りします。

恵みの数を数える

November 21, 2012
Neighborly Encouragement
By ALESSANDRA LONGO


Dear Diary:

ハーレムのアパートメントの玄関ロビーに、一人でたたずんでいました。郵便受けから取り出したばかりの手紙を握りしめて。インクの跡も真新しい、もう何通目になるかしら、型通りの不採用通知。エレベーターは故障していて、6階の部屋まで階段を登って行くには、この手紙は重すぎます。

涙がこぼれようとしていたそのときに、後ろから声が聞こえました。「何か悪い知らせ?」 見ると、そこにいたのはお隣りにお住まいの方でした。そのまなざしは思いやりにみちていて、人生を知り尽くした人のやさしさにあふれています。小さくうなづくと、涙がマスカラに沿ってこぼれ、私の頬を濡らしました。

彼女は、まるで別世界から希望と決意を伝えるためにやってきてくれた使者のようでした。「がっかりしないで、まだこれからよ。もうすぐのところまで来てるのよ。神様が下さった恵みのことを忘れないで。そして、ね、足を一歩前に出すのよ。一歩ずつ、順番に、前に出すの」

彼女は私よりもずっとずっと年上です。塗料が剥げて傷だらけのこの建物のロビーの壁。この場所ではこんな言葉のやりとりが昔から、私が生まれる前から交わされていたのかもしれません。すり減った石の階段を彼女と一緒に、ゆっくり登り始めました。一歩づつ階段を登るときに響くヒールの音。ひとりぼっちのときの音よりも、二人の足音が調子を合わせて力強く聞こえてくる方が、はるかに登りやすくなるんだということに気がつきました。

一緒に階段を登りながら、黙って神様のめぐみを数え上げました。壊れたエレベーターのおかげで、人を助けるのに十分な強さを持った、こんな素晴らしい隣人と出会うことができたのです。

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訳者注:
「神様が下さった恵みのことを忘れないで」というのは、原文では、「count your blessings」です。嫌なことが続いて落ち込んでいる時に、「恵まれていることを数え上げるように」と、さとして元気づける場合に使う決まり文句です。恵まれていないと考えるからこそ落ち込んでいるわけですが、どっこい、数えて見れば必ずいくつも見つかるものです。その最たるものは「生きている」ということですね。

New York love story

November 16, 2012
One-Minute Love Story
By AMANDA LOVELL


Dear Diary:

ニューヨーク流の早口で聞こえてきた、ニューヨークならではのラブ・ストーリーをご紹介しましょう。

語り手は若い女性です。五番街のそばの98丁目の歩道に立ち止まって話をしていました。携帯電話で話していたのか、それとも一緒にいた女性と話をしていたのか、それはよく見なかったので分かりません。横を通り過ぎた時にちらっと聞こえてきたのはこんなお話でした:

「そうよ、だから私、分かったの。この人ゲイじゃないって。そしたら彼も、私が彼のことゲイじゃないって分かったことが分かったのね。それでキスしてくれて・・・、最高だったわ!」

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ハリケーン・サンディ Haiku

November 15, 2012
Hurricane Haiku
By JEFFREY RABKIN

Dear Diary:

ハリケーン・サンディの週に作った俳句。

サンディ来襲直前、トンプキンス・スクエア・パークにて

 公園で
 エサをついばむ
 小鳥かな

 カエデの
 枯葉舞い散る
 その中で

サンディ来襲

 ラジオから
 ギンズバーグの
 「吠える」が聞こえる、

 嵐止み
 公衆電話に
 人の列

 山積みの
 買い出し袋
 非常階段

サンディ過ぎ去る、再びトンプキンス・スクエア・パークにて

 公園で
 エサをついばむ
 小鳥かな


Tompkins Square Park
before Hurricane Sandy
a bird looks for seeds.

Before the hurricane
a maple leaf skittering
across the playground.

On the radio
during Hurricane Sandy
Ginsberg, reading “Howl!”

Hurricane Sandy
lining up for a pay phone
after the storm ends.

Storing groceries
after Hurricane Sandy
on the fire escape.

Tompkins Square Park
after Hurricane Sandy
a bird looks for seeds.

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訳者注
またまた Haiku が登場しました。前回は9月でしたね。例によって、原文もあわせて載せておきます。

ギンズバーグはアメリカの詩人。「吠える」というのはその代表作です。ハリケーン・サンディが猛威をふるうその真っ最中にラジオから聞こえてきたのが、ギンズバーグの「吠える」を朗読する声だったというわけです。これに俳句心をインスパイヤされたんでしょうね。

バスに乗った美女

November 14, 2012
Beauty on the Bus
By SUSAN HEATH


Dear Diary:

数日前の朝、おとなりにお住まいのルースさんがドアをノックして訪ねてみえられました。彼女は86歳にはとても見えない、ほんとにお綺麗な方です。そのときもいつものようにエレガントなお洋服に完璧なお化粧で輝くような笑顔をしていらっしゃいました。「これ、あなた方の結婚一周年記念にと思って、持ってきたのよ」と言いながら素敵なランのお花と優しいキッスをプレゼントしてくださいました。

私とパートナーは23年間一緒に暮らした後、去年、結婚したばかりなのです。結婚したその日にルースさんが私たちに贈ってくださったのは、象をかたどった容れ物に入った竹の鉢植えでした。末永い幸せの象徴という意味があるんだそうです。

しばらくおしゃべりを続けて、ふと言葉がとぎれたとき、彼女の青く澄んだ瞳がいたずらっぽく輝きました。「ちょっと聞いていただきたいお話があるんだけど、いいかしら? 少し恥ずかしくて困ったのよ、だけど誰かに聞いてもらいたいと思ってたの」 

それは先週末の出来事でした。ルースさんはバスに乗ってブロードウェイに向かっていました。いつものように最前列の高齢者優先席に腰掛けていると、一人の若い男の人がわざわざ彼女の座っている真ん前までやってきて、こう言ったというのです。

「あの、すいません、ちょっといいですか? もし良かったら写真を撮らせていただけないかと思って。あの、ご自身はどう思われてるか知りませんけど、すごくお美しいと思うんです。ヘアスタイルはゴージャスだし、お洋服のセンスも最高ですよ!」

ルースさん、これにはちょっと驚いて困ってしまったのですが、結局イエスと答えたそうです。その人は写真を撮り終えると次のバス停で降りて行きました(ルースさん、少しほっとしたそうです。相手は見知らぬ人ですからね)。

そうしてバスがまた走り始めると、バスの後ろの方の席に座っていた別の若い男性が突然、「いやあ、僕も賛成だな。うん。あなた、ほんとに素敵ですよ!」と大きな声で言ったのです。すると間髪入れずに別の人が「ああ、そのとおりだ。君の言うとおりさ!」と続けました。これをきっかけにほぼ満員だった車内の乗客が皆さん口々に同じような賛辞を投げかけてくれて、ついに最後は全員で大きな拍手まで沸き起こったというのです。

彼女がバスから降りるとき、「長いこと運転手やってますけど、こんなことは初めてでした」と運転手さんが言ったそうです。

彼女のお話を聴き終わっって私は言いました。「皆さんのおっしゃるとおりだわ。本当にお美しいもの。ニューヨーカーって、何が最高か、いつもちゃんと分かってるんですよね」

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Lucky Bamboo in an Elephant Pot

良き隣人

November 13, 2012
A Sandy Samaritan
By JESSICA MILLER

diary-patch-articleInline.jpgJessica Miller

Dear Diary:

ハリケーンサンディが街を襲ったすぐ後の金曜日、サンフランシスコへ出張することになっていました。ブルックリンの自宅から空港まで迎えの車を頼んでいたのですが、直前になって電話がかかってきました。「ハリケーンのおかげでガソリンはないし車もない、あとは幸運を祈るだけだね!」

大慌てでほかのハイヤー会社に電話しましたが、どの会社も電話をとることすらしませんでした。タクシーを拾うしかないと思って外に出てみると、近所のガソリンスタンドに、ものすごい数の車の行列ができていました。みんなガソリンタンクが空っぽなのです。

まずい、このままじゃ飛行機に遅れてしまう。

重い荷物を引きずりながら地下鉄の駅に向かいました。あと20秒、あとほんとに20秒というところで電車を逃しました。息をきらして呆然としていると、駅の係員の人がこちらへ向かって歩いてくるのが見えたので、次の電車はどのくらいで来るのか、空港までちゃんと走っているのかと焦る気持ちをおさえながら尋ねました。

「いや、ちょっとよく分かりませんねえ、今、ダイヤ滅茶苦茶だから。ジェイ・ストリートの事務所で聞いてみるといいかも・・・、あー、それから僕はちょうど今からファー・ロッカウェイ(JFK空港のすぐ先)の家に帰るとこなんだけどね」

乗せてもらおうなんて、普通なら絶対考えたりしなかったでしょう。でも、実際は、そうお願いしたのでした。本当に、どうしても、絶対、飛行機に間に合わなきゃいけなかったのです。

私はずっと信じていたんです。ニューヨーカーとういのは、いざというときにはきっと、お互い助け合うものだと。だから勇気を出して、全然見知らぬ人の車に乗せてもらう決心をしたのです。空港へ向かう車の中で、少しおしゃべりしたりしました。ボーイスカウトで活躍して、記念のパッチをもらったたときのお話など、面白おかしく聞かせてくれました。JFKにはちょうど飛行機に間に合う時間に着くことができました。どこからともなく現れたスーパーヒーローに助けてもらったような気分でした。いくらかのお金を差し出しましたが、断られました。

それでは、と私は住所を尋ねました。私が手作りでお礼の記念パッチを作って、後で送るからと言ったのです。それが上の写真です。

不運続きでひどい目にあってる他人を目の当たりにして、喜んで手を貸すことを厭わなかった良き隣人、ニューヨーカーの鑑、そんな人を見つけることができた感謝の気持ちを込めて作りました。もうじきお手元に届くと思います。あの時は本当にありがとうございました。

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訳者注
文中「良き隣人」の原文は、「a good Samaritan」です。聖書に登場する善きサマリア人のたとえ話が元になっていて無償の人助けをする人や仁慈の心を持つ人のことを表すのによく使われます。

「善きサマリア人のたとえ」

「善きサマリア人の法」

iPhone の地図アプリ

November 12, 2012
Apple Maps Find Appalachia in Manhattan
By PETER ARCHEY


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Victor Kerlow

Dear Diary:

iPhone の地図アプリがひどいというのは何かの記事で読んだことがある。だが私自身はそれが実際にどのくらいひどいのかということは知らなかった。実際に使ってみるまでは。

マンハッタンの自宅へ帰るルートを探したくて、E-メールのリンクから自分の住所を打ち込んだ、「パークアヴェニュー南 333番地」

出てきた結果はイギリスのマンチェスターの地図だった。

住所に「ニューヨーク」と付け加えてもう一度送信してみた。

今度は正しい地図が出てきた。しかし、その建物の名前は「アパラチアン州立大学」と表示されていた。

これはノース・カロライナの山の中にある大学だ(たまたま私の義理の妹がそこの卒業生)。

確かにアップルはまだまだ頑張らんといかんし、きちんと謝罪することも必要だろうな。それも、もっと真剣にだ。

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老兵の嘆息

November 9, 2012
Thank You for Your Service
By MILTON KAMEN


Dear Diary:

ニューヨーク州議会議員のリズ・クルーガー(民主党)の主催する高齢者向け年次大会に出席してきた。受付の若い女性担当者が、私の書き込んだ生年月日を見て、「もしかすると第二次世界大戦、経験されてます?」と聞いてきた。

「ああ、そうさ。第二次世界大戦で三年間、我が陸軍の制服を来たことを誇りに思っておるよ」と答えた。もちろんいつものように、「本当にご苦労様でした。心から感謝しています」という返事が返ってくるものと期待していた。

ところが実際はこうだった。「その制服って、よほどしっかりクリーニングしないといけなかったんでしょ」

かくの如く世界の栄光は過ぎ去りぬ(Sic transit gloria mundi)、というわけだ。

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November 7, 2012
Stopping to See the Rainbows
By EMILY ROSEN-KING


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Emily Rosen-King

DEAR DIARY:

台風の何日か前にブロードウェイを歩いていると、前の方からやってきた一人の女性が声をかけてきて引き止められました。「ほら、上を見て、虹よ!」

見知らぬ人に声をかけられてちょっととまどいましたが、言われた通り空を見上げると、上下逆さまの綺麗な虹が見えました。

わざわざ声をかけてくれたその女性に感謝したい気持ちで一杯です。そして、毎日一体どれくらいの数の虹が、誰にも見られないまま消え去ってるのかしら、と思ったりしました・・・。

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大統領選挙

November 6, 2012
A Widow at the Polls
By BETH GOLDOFF

Dear Diary:

大統領選挙には毎回興奮させられます。8年前の時は特に元気が出ました。何とか自分も選挙に協力したいと思ったので投票所で働くことに志願しました(それにその頃は失業中だったし、その日一日で200ドルももらえたから!)。

ウェスト・ヴィレッジの投票所に配属されたのですが、私のテーブルにやって来た有権者の皆さんはみんなそれぞれ気持ちがワクワクしているように見えました。そんな人々の中でもちろん例外ではなかったのが、大人の娘さんとその母親の二人連れでした。二人とも有権者リストに載っているそれぞれの名前にサインした後、母親が私に話しかけてきました。彼女の名前の下に載っている夫の名前を消してもいいわよと言うのです。ちょうど一週間前に亡くなってしまったのだそうです。

びっくりして、「まあ、なんてことかしら・・・」、とお悔やみの言葉を言いかけると、

「いーえ、ご心配なさらないで」と言って教えてくれました。

「主人はもう不在者投票済ませてあるのよ!」

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歯の妖精

November 5, 2012
What’s the Going Rate for a Tooth?
By SUSAN MINDEL


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Victor Kerlow

Dear Diary:

子供の乳歯が抜けると、歯の妖精がやってきてお祝いをくれるというおとぎ話は今でもちゃんと続いているんですね。抜けた歯を綺麗に洗って紙に包んで、夜、枕の下に入れておくと、眠っている間に妖精がやってきて中身をお金に変えてくれるというおとぎ話しです。私と妹がまだ小さい頃は、一本の歯につき25セント硬貨一枚でしたけど、最近では1ドルになっているようです。

ところで先日知ったのは、お金以外のものを入れるというオプションもあるということです。マンハッタンのミッドタウンに住んでいる孫娘の2本目の乳歯が抜けて、それを枕の下に入れたところ、翌朝、歯の妖精が枕の下に置いて行ったのは、ホールフーズ・マーケットのギフト券だったそうです!

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訳者注:
乳歯が抜けた時に、その後立派な永久歯が生えてくるようにと願ってお祝いをしたり特別なおまじないをしたりするという習慣は形を変えながらも世界各国にあるようですね。日本では上の歯は床下に、下の歯は屋根の上に放り投げるというのが定番でしょうか。

この点についてもっとほかの国の習慣も知りたいという方は、どうぞこちらの本をご参照下さい。
「はがぬけたらどうするの?―せかいのこどもたちのはなし」
「乳歯が抜けたときに、その歯をどうするのか。世界中の64地域の習慣が紹介されている絵本」なんだそうです!

シュールなハロウィーン

November 2, 2012
The Spookiest Halloween
By CHASE SCHEINBAUM

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Karsten Moran for The New York Times

Dear Diary:

ハリケーン・サンディが直撃した直後の水曜日の夜に、ダウンタウンのキャサリン・レーンを自転車で走ることほど、怖ろしいことはなかった。建築現場の足場が吹っ飛んで、あちこちのビルの間にトンネルを作っていたし、街全体が停電してあたりはほんとに真っ暗だった。僕は全速力でペダルを漕ぎながら、自転車の灯りを消して大声をあげた。友人(もう30に近い大人)も僕と同じように感じていたようで、「俺、マジで怖かったぜ」と言った。

まさにこのためにやってきたのさ。ロウアーマンハッタンを包む暗闇の中で一暴れするんだ。史上最大の幽霊屋敷の間を駆け巡るんだ。道路に見える人影はこのチャンスを狙ってカメラと三脚を手にしたにわかカメラマンと、警官だけだった。

真っ暗な夜空にキラっと光がさした(星? ニューヨークの夜空に!?)。アパートメントの窓の灯りの数はいつもよりずっと少なくて暗い。黒々とした高いビルの塔とそのあいだを走る深い谷間の迷路は、まるでグランドキャニオンやユタ砂漠のような不思議な大自然を思わせる光景だった。

これまでの人生で一番シュールなハロウィーンだったぜ!

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どこから来たの?

October 30, 2012
Where Do You Come From?
By JEANNIE KIM


Dear Diary:

ロウアーマンハッタンに住むアジア系移民の第一世として、私の容姿や人種のことについて、これまで何十年もの間ずい分色々な機会に好奇心にあふれた質問や、コメントを受けてきました。そういう質問やコメントの中には、本当にただ好奇心にかられて出てきたというのもあるし、それとは違って、フレンドリーとは言えないような気持ちから出てくるものもあったように思います。いずれにしてもこのような会話のほとんどは害のないものでした。

私の場合、一番そういう会話をすることが多かったのはタクシーに乗っている時でした。タクシーの運転手さんたち自身、世界中のあちこちから来ている人が多いからでしょうか、街角でタクシーを拾って乗り込むと、どこから来たのかということをとても熱心に聞かれることが少なくありませんでした。

そんな場合のやりとりで、一番よくあるパターンをご紹介しましょう。こんな具合です。

運転手さん:「どっから来たんですか?
私:「クィーンズから」
運転手:「いや、そうじゃなくてさ、ほら、ほんとはどっから来たの? 中国? 日本?」
私:(ため息をついて)「どっちでもないわ・・・」
運転手:「うん? するってーと・・・、 分かった、韓国でしょ!」
私:「そうです」
運転手:「でもさ、不思議だよね? 俺、北朝鮮から来た人に、まだ一度も出くわしたことないんだよ」
私:「ええ、そうね。多分もうしばらくの間は無理でしょうね」

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